いま就職をどう考えるか―精神的失業者にならないために 加藤 諦三 PHP研究所 1992-04
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で、この本をキッカケに著者を知り、
その後は専ら心理学的な書籍を読むようになったわけです。
加藤氏の本は、内容によっては、自分の内側にある傷を深くえぐるようなもの
だったりして、自分自身を見つめ直すキッカケになりました。
「自信」とか「親子関係」とか「夫婦関係」とか「甘え」とかテーマは様々。
ちなみに、加藤諦三氏の著書では、これが有名。
この本を直接引用したわけでなかったと思うのですが、
この本の中で紹介されているのと同様の内容(=「子どもたちはこうして
生きかたを学びます」という11か条の教え)を、少し前に皇太子様が紹介して
話題になりました。
で、日記でアダルトチルドレンのことに触れたのもあり、
実に久々に、加藤氏の著書をAmazon.co.jpでチェックしてみました。
実は、結婚して以降、この手の本は殆ど読んでいなくて本当に久しぶりです。
著書をチェックしていて、私が読んでいたのは主に1996〜1997年頃の本だった
ということを発見。
そもそも日本社会でアダルトチルドレンという言葉が使われるようになったのが
1990年代後半なので、それとリンクしていたのでしょう。
いい機会なので、興味のある題名の本を何冊か図書館で予約してみました。
さすがに、この手の内容の本は卒業した感があって買う気にはなれない。(苦笑)
個人的に、衝撃的なタイトルだったのは一番下の本。
「五歳児の大人」って??
それは、書評によると、以下のおとり。
〜子どもの心のまま、大人になってしまった人は生きるのが辛い。
なぜなら、五歳の子どもに三十歳のビジネスマンの生き方をさせているような
ものだからだ。心理的に健康に大人になった人が、何気なく送る日常が、
「子どもの心のままの大人」、すなわち「五歳児の大人」には重たい。
できれば、何の責任も負わず、ちやほやされて生きていたいからだ。〜
・・・ちょっと妹の状況に似てるかも。
大学生の頃から、彼女の将来の夢は「一生プータロー」というものでした。
私には、当時まったく理解できなかったけれど。
(だって働いて稼がないと、好きなこともできないじゃないですか。嫌だー。)
<たぶん妹の思考回路は、こんな感じ。>あくまで推測。
できれば働きたくない。
(責任のある仕事は嫌だし、時間を拘束されるのも嫌。)
でも、結婚もしたくない。
(もともと結婚願望もなく誰かのために尽くすのも嫌。一生独身主義。)
だけど、一生独身なら生きていくために働かないと・・・
(老後のこととか心配してるくせに、目の前の一歩が踏み出せない。)
<そして最初に戻る・・・>
・・・まずは一番下の本を最初に読んでみようかな・・・。
ちなみに、アダルトチルドレン云々に関しては、冒頭と上でリンクしている
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の記載 が詳しいです。
以下、ウィキペディアの記載から引用すると、
アダルトチルドレンの原義は、「アルコール依存症の親のもとで育ち、成人した人々」
を指す言葉(Adult Children of Alcoholics, ACA, ACoA)でした。
しかし、近年のアダルトチルドレンの定義としては、
「広義的に子供の成育に悪影響を与える親のもとで育ち、
成長してもなお精神的影響を受けつづける人々もアダルトチルドレンの範疇に
含める」という考え方になっています。
この場合、アダルトチルドレンとは、
「Adult Children of Dysfunctional Family ,and or AC of Divorce,
ACoD・・・機能不全家族(不健全な親の家庭)・離婚家庭、のもとで育ち
成人した人々」と言われ、現在ではもっぱらACというとこれを指すようです。
そして、この定義によるAC(アダルトチルドレン)である人は、
ただちに社会生活に支障があるわけではなく、むしろ自身がACであっても
それを自覚もせず大して苦にもしていない人々が大多数であり、
一般成人の6〜7割がACといわれている、とのこと。
(そのごく一部が心的ダメージが強くメンタルケアが必要とされる。)
ここで言いたいことは、アダルトチルドレンが特殊なものではないということ。
誰にだって、親子関係や家族関係の中で1つや2つ傷を持っていたりすると
思うのです。むしろ、まったく傷のない人の方が少数派では?
ただ、少なからず傷を抱えていて、それが生きていく上で何かのネックに
なっているのだったら、どこかのタイミングでその傷を修復する作業が
必要になるのではないかなぁ?と思います。
我が実家の場合は、妹が今まさにその時なのかなぁ・・・と。
かくいう私自身は、学生時代の友人関係に始まり、就職、結婚、出産という
それぞれの転機の中で少しずつ解消していったという感じ。
完治したとは言えないけれど、それでも85%くらいは大丈夫な気がします。
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