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2005年08月06日(土) きもの事始め 〜着付け教室見学
連日の猛暑で「この夏最高の暑さ」が次々と記録更新されていく。 8月に入ってからというもの、午前中の暑さの厳しいこと。 早朝は涼しくても、午前9時を過ぎると急に暑くなる。 とてもじゃないが厳しい陽射しの中を公園に出かけて行く気はせず、 リビングのエアコンのスイッチを入れる日々。 そして、ベランダのビニールプールでの水遊びでお茶を濁す日々。 息子には申し訳ないが、代わりに午後4時から公園に遊びに連れて行き それで勘弁してもらっているところ。 本日も猛暑の一日。 気温がグングン上昇する中、車を運転し、お隣の宮前区へ。 7月にご縁があった着付け教室の見学に行ってきた。 毎週火曜の午後に、息子の通うスイミングスクールで開催されている 着付け教室なのだが、土曜日は先生のご自宅で開催される。 「9月から通うことを前提に、8月第1土曜日に見学させて下さい」 ということで先月アポイントを入れていた見学。 住所とカーナビを頼りに、なんとか先生のご自宅まで辿り着いた。 しかし、思いのほか道が混んでいて約束の10時に遅れること数分。(汗) 今週の火曜日にスイミングスクールでお会いした際、 「うちはアットホームで時間にも厳しくないから、慌てずゆっくり いらっしゃい。道に迷ったら遠慮なく電話してね。」 と言われていたので助かった。 それは謙遜ではなく本当のことらしく、私が一番乗りだった。(笑) 今日の教室では、8月ということで浴衣の着付けを習う。 私も昨夏の帰省時に母から譲り受けた浴衣を持参し、ご指導いただいた。 2時間弱の間に、着て脱いで、着て脱いで、着て・・・ 計3回の反復練習。どうにかこうにか、自分で着れるようになった。 といっても、まだまだ細かい部分が分からず、先生の手直しがなければ 綺麗に着ることができそうにない。家に帰ったら復習しないと。 ↓母から譲り受けた浴衣。(母が今の私の年齢の頃に仕立てた物) 浴衣らしい柄が教室で好評だった。 土曜の教室の出席者は、私の他には、同世代の女性が2人出席。 2人とも、私よりは5つほど年下のよう。 その2人は、同じ会社の同期らしく、同じ時期に通い始めて既に5年。 当然、師範の免状をお持ちとのこと。すごい。 2人のうちの1人は、今日は1歳3ヶ月になる娘さんを連れての出席。 晴心(はるみ)ちゃんという女の子は、私の息子と同学年だ。 兼ねてから、先生が何度も私に言っていた言葉がある。 「ご主人の都合が悪い時は、息子さんを連れて一緒にいらっしゃい。 うちは構わないから。他にも連れてらっしゃってる方もいるのよ。」 これは本当のことだった。 でも、師範の免状を取った方が子連れで出席するのと私とでは違う。 師範の方は、着慣れているだけあって余裕がある。 足元にまとわりつく娘の相手をしながら、手際よく浴衣を着付ける。 さすが・・・。 しかし、それと同じことは今の私には到底無理。 「休むのは勿体無いから」というお言葉だけれど、当面はどうにか 息子を同席させることなく、休まず通えるよう努力したい。 12時に教室が終わった後は、暫しお茶をいただきながら歓談タイム。 実際に教室見学させていただいた結果、私にとって好印象だったので、 早速9月の授業料を前納し申込を済ませる。 申込書を書き、9月までに準備しておくものなどの説明を受ける。 9月は、襦袢に半衿を付ける作業をするよう。 長襦袢と半衿、それからお裁縫道具を持参するように言われた。 それから着物について。 当座は教室の着物をお借りすることができるそうなので必要なし。 「着物は、急いで揃えては駄目よ」と先生が一言。 本当にその通りだと思う。 「買うとしたら、白金台の池田重子さんの店に行こうかと思ってます。 それか骨董市とか。」と口にしたら、 「池田重子さんの本は私も沢山持ってますよ。」と盛り上がる。 この分だと、この先も、何かにこじつけて着物を売りつけられるという 心配はしなくて済みそうだ。(スクールでは、よく聞く話。) そういうしがらみのようなものが苦手で、大手の着付け教室に通う気に なれなかったのも事実。 それに、私のように小さい子がいる身には、アットホームで融通がきく 個人教室の方が通いやすいのではないかとも思った。 加えて、自分の母親よりも年上の方なので安心感がある。 まるで祖母に習っているような。 私の母よりも確実に年上であると思われるのに、母よりも若々しい。 好きなことをして生きている人は、なんとも活き活きとしている。 私の母にも、これくらい打ち込める好きなことがあったなら、 母の人生もまるで違ったのではないかと思ったり。 そうそう、先生とは結城紬の話でも盛り上がった。 結城市には先生の古い友人が住んでらっしゃるそうで、今月末に その友人の方と結城紬資料館に足を運ばれるのだとか。 それから、先生のお名前(苗字)は、私の旧姓と一緒だったりする。 小さなことだけど、そんなことにもご縁を感じてみたり・・・。 ちなみに、今日の先生は、涼しげな水色の地に魚の模様の絽の着物を お召しでした。 そんなわけで、来月から正式に通い始めることとなった。 私の着物歴なんて、過去に数回、見よう見まねで浴衣を着ただけ。 あとは、成人式と結婚式の時に振袖を着付けてもらったのみ。 実質上、私にとって9月は 【きもの事始め】の月 となる。 今からとても楽しみ。 「いつか習いたい」と思っていた着付けを遂に習い始めるのだから。 私が通うことになった教室は「東京衣装きもの学院」認定の個人教室。 テレビ・映画・演劇・舞踊で馴染み?の東京衣装(株)を母体として設立。 最初から器具を使わない手結び着付けを教えているそう。 いただいた資料のカリキュラムによると、最初の6ヶ月が本科。 本科を終了すると、【3級認定】受験資格取得。 半衿のつけ方から、普段着と帯結びが一人で出来るようになる。 9月から受講だと、6ヶ月後は来年の2月末。 まずは、そこまで順調に受講できれば・・・と考えている。 ちなみに、その後の半年は高等科で、外出着と二重太鼓まで。 終了後、【2級認定】受験資格が得られる。 その次の半年が師範科。基本の帯結びから変わり帯結び種々。 終了後、【1級認定】受験資格が得られる。 そのまた次の半年は高等師範科で、留袖及び男性の着付けなど。 これが終了すると、【準師範】受験資格取得となる。 そして、その次の半年は師範養成科。総復習、振袖、七五三など。 ここまで終了して、【師範】受験資格を取得する。 なんと、師範になるまで単純計算で2年半近くかかることになる。 講師になるためには、その後さらに6ヶ月間の師範養成科を受講すると、 【講師】受験資格を取得するのだそうな。 いやはや、先の長い話。 8月の教室は、あと2回。 お盆休みを挟んで 20(土) と 27(土) に開講されるそうで、 「浴衣の着方で分からないことがあったら、また見学にいらっしゃい。」 とお誘いいただいたので、お言葉に甘え出席しようと思っている。 折りしも、8/20(土)は川崎市花火大会のある日。 上手に着付けられたら、浴衣姿のままで帰宅して、今年は浴衣姿で 花火を見に行ってみようかな〜なんて目論見中。 でも、浴衣じゃ自転車に乗れないから、会場まで行くのは無理かなぁ。 | |
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