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2005年01月18日(火)    ku:nel (2005.3.1号) 届く

定期購読している「ku:nel」が届いた。
雪の結晶の写真、六花(りっか)が表紙。
真冬の道東に行くと見かける結晶に懐かしさを覚えた。
嬉しい。

夜、時間が取れたので一気に流し読み。
個人的には当たりの号。
巻頭の雪の結晶の記事以外にも、
長尾智子さんのバスク地方の旅の話、六花亭の話、
絵本作家・酒井駒子さんの話など気に入った記事は多いけれど、
個人的に一番好きな記事は、さよなら、「さくら」。
長崎行きの寝台列車ブルトレの話。

寝台列車「さくら」には、大学生の時に一度だけ乗ったことがある。
たしか二年生の冬だったかと思う。
小さいときから、四国の両親の田舎に里帰りする時は寝台列車を利用した。
母に連れられて妹と三人で乗る寝台列車の旅は大好きだったな。
おかげで大人になってからも大の寝台列車好き。
さくら、北斗星、シベリア鉄道、カシオペア。
いろいろ乗った。時には一人で。
あの頃の旅は、ある意味とても贅沢だったと思う。

そんなことを思い出しながら、鈴木るみこさんの書いた記事を読んだ。
この人の書く文章は好き。

あとは、巻末のよしもとばななさんのエッセイ「なじむ」。
これがよかった。
12月の帰省の時に買った「ゆっくりAERA」の巻頭エッセイといい、
彼女の最近の文章は今の私の心境にとてもしっくりくる。

「なつかしいものを、捨てないでください。歳をとってくると、
 なつかしいものが、どんどん大事になります。」
「こうやって、人はなじんでいくんだと思った。忘れていくのと
 同じ速度で、なじんでもいける。思い出すのと同じくらい大切に、
 今を生きる。」

まったくだ。共感。





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