Daily Journel@M403



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2003年11月19日(水)    さぁて、いよいよです・・・・・(汗)

今日は午前中に病院へ。1週間ぶりの妊婦健診です。

午前10時から ノンストレステスト(NST) を受けました。
正式名称は「胎児心拍変動検査」と言うようです。

このNSTとは、お腹の中の赤ちゃんの元気度を知るための検査です。
お腹にベルトを巻いて、30〜40分間、横になって検査します。
ベルトには聴診器みたいな装置が2つ付いていて、このうちの1つで胎児の
心音を、残りの1つで胎動をモニターすることができます。

今日は、いつもの外来の1つ上のフロアにある産婦人科の病棟に行き、
陣痛室という部屋のベットに横になって検査をしました。
この陣痛室、陣痛が始まって入院したものの個室が満室で空いてない場合に
分娩室に移動するまでの間に使う部屋のようです。

そして、その部屋で横たわること40分。
若くて優しそうな看護婦さんが、
「胎動を感じたら、このボタンを押して下さいね。20分経ったら様子を
 見に来ますけど、何かあったらナースコールで読んで下さいね〜。」
と言い残して、陣痛室を出て行きました。

しかし・・・・・ このところ睡眠不足気味だった私は、後半20分の記憶が
殆どありません。どうやら寝ちゃってた気がします。(笑)
当然のことながら、ボタンは殆ど押してなかったような・・・・・(汗)
そんなNSTも無事に終了し、胎児には何の問題もないことが判明。
ふ〜、やれやれ。



検査終了後、外来のフロアに戻る前に、病棟見学をしました。
陣痛室、入院した後の個室、授乳室、分娩室、新生児室、沐浴室・・・・・
新生児室には、生まれてまもない新生児の赤ちゃんが2人いました。
ちっちゃくて可愛いー♪ 思わず笑みがこぼれます。

さて、病棟見学をしてみて驚いたのは・・・・・
私が出産するこの病院は 完全個室制 だったこと。
総合病院だし、設備もそんなに新しくない建物なので、てっきり大部屋だと
思っていました。ありゃりゃ〜。(笑)

とはいえ、そんなに個室の数が沢山あるわけでもなさそうなのですが、
今日は一部屋だけ空いていた部屋を見学。
ベットにソファ、テレビに冷蔵庫。だいたいのものは揃ってます。
これだったら、家族が会いに来てくれた時に、周りに気兼ねしないで済むし、
疲れている時にゆっくり休むことも出来るかも。

ちなみに、この病院は基本的に【母児同室、母乳育児推奨】という方針です。
だから、あえて大部屋ではなく、個室になってるのかな〜。

母乳育児推奨なので、産後30分以内に初乳を与える そうです。
そして、その後も出産直後から母児同室なのだそう。
もちろん産後の体調次第で、新生児室に赤ちゃんを預けることも可能です。

それから、出産後は、身体を休めるために2時間ほど分娩室で過ごしてから
個室に移動するようなのですが、その2時間の休息中、生まれたばかりの
赤ちゃんを抱いたままでも良いらしいのです。私が希望さえすれば。

その話を聞いた時、思わず「わぁ〜!」って思ってしまいました。
なんだか、今頃になって病院の方針を確認している私もマヌケですが(笑)、
大して期待してなかった割には、予想外に自分の希望に近い環境なので、
説明を聞きながらワクワクしてしまいました。

なんだか、お産するのが怖いというより楽しみで仕方がないのです。

もちろん、「鼻の穴からスイカを出すくらい痛い」と聞く限り、想像を
絶するくらいに痛い思いをするのでしょう、きっと。
でも、「終わりのないお産はない」と思っているので、「いつか必ず終わる」
と分かっている痛みだったら、なんとか頑張れそうな気がするんです。

それよりも、その痛みを乗り越えて出産し、丹頂ちゃんとご対面した時、
「私は一体どんな気持ちになるのかなぁ〜?」と想像すると、
早くそのミラクルでワンダフルな体験をしてみたいーーと思うのです。
なんだか、いつになく、相当に楽天的で前向きな私なのでした。(笑)



NSTと病棟見学を終えて外来に戻った後、今度は通常の健診を受診。
相変わらずの浮腫みに加え、体重が1週間で約1kg増えていました。(汗)
ここまできちゃうと、さすがに怒られなかったのですが、最後までちゃんと
気を抜かずに気をつけないといけませんね・・・。

ちなみに、腹囲は、とうとう99cm。
目指せ!大台の100cm突破!!」ってな状況になってます。
懸念していた妊娠腺なるものも、ついに姿を現し始めた模様。
この1週間で、だいぶお腹が下の方に膨らんだ気がします。

ここのところの日記にも何度も書いているけれど、皮膚がキュ〜っと引き
つられて、痛いような痛痒いようなピリピリとした感覚が神経に走ります。
その度に、そのピリピリする辺りの皮膚を伸ばすべく、静かにストレッチ
したりしていたのですが、やっぱり断裂は出来ていたんですねぇ。
妊娠腺は仕方のないもの、と割り切っているので構わないんですけど・・・。

ところで、今日は病院付属の看護学校の生徒さんが見学に来ていました。
たぶん20歳くらいの、若くてフレッシュな女性3人組です。
まだまだ世間擦れしていなくて、何とも初々しい感じが可愛らしい。

で、通常の健診(体重&血圧測定、腹囲・子宮底長の計測、心音確認)を
した後、先生に言われました。
「悪いんだけどね〜、この子達に触診させてやってくれる?」と。

出産場面とかを学生に見学されるケースもある話とかは、妊婦向けの雑誌で
読んで知っていたので、「あ〜、これが!」と思いました。
記事を読んだ時は「自分の出産シーンや診察シーンは見られたくないなぁ」
なんて思っていたのですが、今日の学生さん達の可愛らしさを見てしまうと
「はいはい、どうぞ〜」なんて答えてる自分には驚きです。(笑)

熟練の看護婦さんの指導・監督のもと、
若い3人が代わる代わる交代で、私の大きなお腹を恐る恐る触診。
丹頂ちゃんのお尻の位置、背中の位置、頭の位置なんかを手で確認しては、
わぁ〜、ほんとですね〜、ここに頭があるのが分かるー!
なんて言ってる姿は、なかなか微笑ましくて面白いシーンでした。(笑)



その後、再び主治医の先生に内診をしてもらい、再びビックリ!
なんと、私の子宮口は既に1.5cmほど開いてるんですって。(苦笑)

今日は見学している学生さんがいるからでしょうか・・・
【出産における子宮口の開大度】について、紙にグラフ(縦軸=開大度、
横軸=時間経過)を書きながら、先生は、いつもより更に丁寧に説明して
くれました。

それによると、子宮口は出産ピーク時に大体10cmくらい開くのだそう。
それが、初産婦さん(=初産)だと、子宮口の皮膚組織が固いため、最初は
なかなか開き始めないんだそうです。
これに対して、経産婦さんの場合は、一度出産して産道が出来ているから、
割合すぐに開きやすい。陣痛が始まるまでに、既に子宮口が3,4cmくらい
開いてしまってる人も多いんだそうです。

で・・・・・
私は初産婦のくせして、もう子宮口が1.5cmも開いていて、一歩も二歩も
リード?しているそうなんですよね〜。(笑)

これはもう、今のところ、上出来すぎるくらい順調で、私の身体は既に
出産秒読み態勢に入っている?
ということになるのでしょう。
少なくとも、胎児である丹頂ちゃんの方は、既に全ての条件を満たしていて
「準備OK!いつでも外に出れるよ!」ってな状況らしいのです。
というわけで、主治医の先生としては、「素晴らしく順調!」と大喜びなの
ですが、私からすると少々焦り気味です。

だって・・・・・
ちょっと待って!まだ出産準備の買い物、全部終わってないのよー!!
っていう状況なんですもの・・・(汗)
あぁ、こんなことなら、もっと早い段階で買い物を済ませておくのだった!
とは思うものの、もうこれは後の祭り。(笑)
せめて、今週末までには、どうしても必要になるであろう紙オムツとか
母乳パッドとかは買っておこうと思うのでした。

それにしても、病棟見学もして、「子宮口が開いている」と言われてしまい、
今日で一気に「いよいよ本番間近!」という気分になってきました。
私の心は、既に臨戦態勢?(笑)
一気にアドレナリンを放出して、きっと今週末までには怒涛のごとく、
出産準備をやり遂げてしまう姿が想像できます。火事場の馬鹿力ですね〜。

さて、1週間後の健診では、腹部のレントゲン撮影をします。
このレントゲンで私の骨盤のサイズや形と、胎児である丹頂ちゃんの頭の
骨盤への収まり具合なんかを確認します。
この検査がOKなら、自然分娩で産むことができますが、万が一NGだと
帝王切開とかになるわけです。

あ、昔から腰も胸も大きくて、まさに安産体型と言われ続けてきた私。
既に子宮口が開き始めたことから考えても、まず大丈夫だろうと思われます。
なんかなぁ・・・ こういうご時世でなく、もっと大昔に生まれていたならば、
恐ろしく子宝に恵まれて産みまくっていたのかもしれません、私。



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