Daily Journel@M403



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2002年09月06日(金)    どしゃぶりの雨は、悲しみの雨

東京地方は、朝から雨が降り続いています。
午後からは、バケツを引っくり返したような土砂降りの雨模様。

朝、大切な友達から電話がありました。
数日前に、彼女の最愛のお父様が亡くなったのだそうです。
とても明るくて活動的な、好奇心旺盛で憎めないお日様みたいな方でした。
まだ逝くには早い。。。

耳元の受話器から聞こえる彼女の涙声を、ただ黙って聞いていました。
気の利いた慰めの言葉も、お悔やみの言葉も、口から出てきませんでした。
どんな言葉をかけても、言葉だけが上滑りしてしまう気がして。

電話でなければ、目の前に彼女が居たら、何も言わずにただ抱きしめるのに。
そして一緒に泣けるのに。近くに住んでいたら、駆けつけることが出来るのに。
それが出来ない自分が哀しい。

こんな時は、こんな風に土砂降りの雨が降ってくれるのが救いです。
いつもならびしょ濡れになってしまうから嫌な雨が、悲しみも一緒に洗い流して
くれるような、そんな気がして。どんどん強くなる雨音を聞いていると、少し
心が救われます。心の中で「もっともっと降れ!」と呟いてみたり。

心からご冥福をお祈りします。
そして、残された彼女と家族の皆が、一日でも早く笑顔を取り戻せることを。

本当に身近な存在を永久的に失ったことのない私には、残された家族の心の
痛みや悲しみの深さが分からないから、こんな言葉しか思いつきません。
でも、次に彼女に会う時には、ちょっぴり泣き笑いしちゃうくらいに回復して
くれているといいなと願います。


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