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2002年09月06日(金) どしゃぶりの雨は、悲しみの雨
東京地方は、朝から雨が降り続いています。 午後からは、バケツを引っくり返したような土砂降りの雨模様。 朝、大切な友達から電話がありました。 数日前に、彼女の最愛のお父様が亡くなったのだそうです。 とても明るくて活動的な、好奇心旺盛で憎めないお日様みたいな方でした。 まだ逝くには早い。。。 耳元の受話器から聞こえる彼女の涙声を、ただ黙って聞いていました。 気の利いた慰めの言葉も、お悔やみの言葉も、口から出てきませんでした。 どんな言葉をかけても、言葉だけが上滑りしてしまう気がして。 電話でなければ、目の前に彼女が居たら、何も言わずにただ抱きしめるのに。 そして一緒に泣けるのに。近くに住んでいたら、駆けつけることが出来るのに。 それが出来ない自分が哀しい。 こんな時は、こんな風に土砂降りの雨が降ってくれるのが救いです。 いつもならびしょ濡れになってしまうから嫌な雨が、悲しみも一緒に洗い流して くれるような、そんな気がして。どんどん強くなる雨音を聞いていると、少し 心が救われます。心の中で「もっともっと降れ!」と呟いてみたり。 心からご冥福をお祈りします。 そして、残された彼女と家族の皆が、一日でも早く笑顔を取り戻せることを。 本当に身近な存在を永久的に失ったことのない私には、残された家族の心の 痛みや悲しみの深さが分からないから、こんな言葉しか思いつきません。 でも、次に彼女に会う時には、ちょっぴり泣き笑いしちゃうくらいに回復して くれているといいなと願います。 | |
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