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2002年07月06日(土)    この夏、DIYの予感 −1

今日は午後から、うちから比較的近くにある サメジマコーポレーション という
会社で、土壁体験会というのを受けてきました。(予約制)

この会社は、まぁ、色々な事業の1つとして、珪藻土建材を扱っています。
珪藻土(けいそうど)とは、最近よく使われるようになってきた一番の注目素材
です。最近のインテリア雑誌などでも使用している部屋をよく見かけます。

珪藻という植物性プランクトンの一種が化石化+堆積して出来た地層からとれる
土を、建材用に加工したもので、昔から火に強い土として、七輪、コンロ、耐火
断熱レンガの原料として使用されてきた素材です。現在はビールやお酒のろ過材
として使用されたりしているそうです。

主成分はガラスと同じ珪酸質(SiO2)。平均粒径0.05mmの土に無数の孔があいて
いる超多孔質。しかも0.1〜0.2μ超微細孔を有するこの土は「呼吸性(調湿性)」
という最大の特性(それ自体が、湿度の調節をしてくれたり、空気の清浄をして
くれるという優れものです。)の他、様々な複合効果を発揮するとされています。

我が家は、Kin-chanのアトピーとアレルギー性慢性鼻炎、そして私の花粉症と、
2人揃ってアレルギー疾患です。今は2人とも症状はひどくないのですが、仮に
近い将来家族が増えることになったとしたら、きっと十中八九、アレルギー体質の
子供が生まれてくることでしょう。まだ授かってもいない新しい家族のことを
抜きにしても、できることなら健やかに暮らせる家が欲しい。

加えて、我が家は築年数の浅いマンションなので(築4年)、近年話題のシック
ハウス症候群も気になります。建材・壁紙・家具などに含まれる化学物質や換気
不足でよどんだ空気によりアトピーや目の痛みなどの症状を招くことがある、と
いうもの。気密性の高い現代住宅の大きなテーマとされています。

私個人は、アレルギー疾患は、遺伝的体質の影響に加え、食生活や睡眠、水や
空気といった環境、仕事上のストレス、合成洗剤などの刺激など、色々なことが
複雑に絡み合って起きている症状だと考えています。だから、住宅建材が全て
悪いとは考えていません。でも、要因の1つとして考えられると思っています。

常識的に考えれば、ジメジメとした家は傷みも早く、住む人のためにも決してよく
ありません。この時期、在宅中は、できるだけ全部屋の窓を開放し風を通すように
していますし、洗面所などの換気扇は回し続けています。しかし、買い物や仕事
などで締め切った部屋に帰宅すると、冬でも空気がこもっているのを玄関に入って
すぐに感じます。夏なら尚更ですね。

更に、2月から2ヶ月ほどの花粉症のシーズンは窓を開けるのも苦痛になります。
今年は空気清浄機を買って、少しはラクになりましたが、一日でも早く飛散量が
減って、好きなだけ窓の開けられる日が来ないかと待ち遠しくなります。

珪藻土を用いることでこれ等の多くの問題に、大きな成果が期待されています。
吸・放湿性、防カビ・防虫性、脱臭性、断熱性、吸音・遮音性、耐火性などなど。
まだまだ絶対的な効果が判明しているわけではないようですが、しかし実際に
試してみる価値はあります。何より、自然素材なのがいい。

(続く・・・)

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