| 2012年10月13日(土) |
震災後走り続けていること |
盛岡まで芝居を観に行って来た。 なべげん、架空の劇団合同公演「震災タクシー」。 架空の劇団くらもちさんが 震災当日、常磐線でいわきを目指していた。 電車が止まってしまった後、数人で乗り合って タクシーでいわきを目指すその道中のお話。
津波が、原発事故が、大変なことになっていることも あまり情報がなくわからないまま ニアミスしつついわきへと向かっていく。 時間が経ち、振り返って「楽しかったな…」と思う。 フキンシンとは思いつつも。
ドキュメンタリーから出発しているというだけあり とてもリアルな心情だと思った。 被害の度合いによっては「楽しかった」なんて 言えない場合もあるとは思うけど あの非日常を振り返ったとき、その状況や体験を ちょっとおもしろおかしく喋ってしまう傾向が自分にもある。
かと言って、否応無しに変わってしまった現状はあるわけで。 ポストパフォーマンストークでなべげんの畑澤さんが 「どういうものを書いても、震災と絡めてみられる傾向にある」と 話していた。 「震災に向き合い、作品を作るのは表現者の義務である」とも。 問題はその距離感である。
終演後、チケットをお願いした出演者の方に 「仙台でもやればいいのに」と話したら 「被災地まっただ中の仙台ではちょっと…」という 遠慮と言うか、気後れがあるようだ。 当事者であることは変わりない。と思う。 この距離感は、仙台でも大丈夫じゃないかと思うのだけど…。
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