えびたま

2005年05月25日(水) もう今日は南に向かうのわたし

一晩中、二匹の猫に苛まれ浅い眠りだったため
朝食食べて父と母を見送ったら
昼まで眠る。

昼食後、母に送られておさちゃんのおうちへ。
小中高と一緒だったけど、
遊び仲間ではなかったので、初めて行った。
思っていたより近い。
子供のころはもっと遠くに住んでるんだと思ってた。

お父さんにご挨拶して
お線香をあげさせてもらったけど
微妙に作法を知らないのでまごつく。
そちらに気をとられて、何しに来たんだかわからない気分になり
少し哀しかった。

お茶を勧められ、お父さんと少しお話をした。
自分も家族側のときはそうだったと思うけど
ご家族はまだおさちゃんのことを現在形で話す。
そして割と元気そうに見える。

家族の感情は、外からは計り知れないし
おとむらいの期間中って
割と気を張ってて平気だったりするし
そういう意味では、お葬式だとかは
家族ではなく、外の人が
悲しんだり悼んだりする時間なのかもしれない。
そのお膳立てにも関わらず、
ちゃんとできないわたしってどうだ。と思い、
いたたまれない気分でおさちゃんちを辞した。

作法が、とかではなく
ええと
ちゃんと言うこと決めてから来いよみたいな。

来れば何かわかると思っていたから。
亡くなった実感くらいはつかめるのじゃないかとか。
結局実感もあまりない。
今のわたしに彼は遠い存在だったのだと思う。
でも、人間形成の時期に関わっている人だから
この出来事が何なのか、ちょっとでも確かめたかった。

お父さんに言われて初めて知ったけど
今日が、おさちゃんの30歳の誕生日だった。
よくわからないショックだけが後に残っている。


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