MAXIMUM ★ OVERDRIVE
FAKE
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2003年12月14日(日) ■ |
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第252話「L・Ms / PHASE.36 『BELOVED #29』」 |
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今日、初めて僕の運転で彼女とドライブして来た。
僕自身、車の運転をするのはおよそ3ヶ月ぶりぐらい。
不安と緊張の中、運転をしていたのですが…
驚くほどに順調なドライブ(笑)
…と思ってた矢先
人を轢き掛けました(爆)
てなわけで、こんばんわFAKEです☆
今日もね、Laugh・Makersの続きを更新しちゃいます!
興味ないとか言わないでね(泣)
では、早速どうぞ…。
前回の『Laugh・Makers』→PHASE.35 『BELOVED#28』
Laugh・Makers/PHASE.36 『BELOVED #29』
<fallin’ #1 「What good is love 恋はいつも幸せと思ってた」>
バレンタインデーから、早くも4ヶ月程の時が流れた。
俺とカナとの関係にも、変化が生まれつつあった。
カナは、以前から持ち続けていた夢を掴む為に仕事を辞めることになった。
夢を掴む為に、それまで勤めていた仕事を辞めると言うのは、
とても決意のいることだっただろう。
俺は喜んでカナを送り出すことにした。
しかし、その時から俺達の歯車は狂い始めていたのかも知れない…。
今までは、バイトに行けばいつもカナが居た。
でも、もうカナはバイト先にはいない。
プライベートで会うにしても、俺は学生で学校があり、なかなか会えない。
会えたとしても、少しの時間だけ。
会っても、言い合いの喧嘩。
俺達の何かが噛み合わなくなっていた。
「FAKE君、ほんまに私のこと好きなん!?」
そう言われても即答出来ない自分が居た。
「もう疲れた。」
そう言う表現はしたくないけど、実際そう思っていた。
俺の中で何かが壊れ、そして狂い始めていたのだろうか?
カナと一緒に居ることが当たり前になっていた一年。
それが、逆に俺にとって「カナと離れられない呪縛」となっていたのかも知れない。
離れることが怖かった。
今の関係が壊れることが怖かった。
「失くしたら、もう帰って来ない。」
そう思うことすら怖かった。
しかし、俺の思いとは裏腹に二人の関係は悪化していく一方。
思い出が、走馬灯の様に流れて行く。
「離れたくない。」
と口にしても、何処か虚しさを抱いている自分に気付き、
自分に対する嫌悪感と、カナに対する罪悪感が交差し、
俺の心は不安定そのものになっていた。
もう、何も考えられない。
そんな俺に、カナは失望し、怒りすら覚えていただろう。
もう、昔の二人に戻ることは無い…。
TURN TO THE NEXT―――――→PHASE.37『fallin’ #2』
次回、『BELOVED』最終回。
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