MAXIMUM ★ OVERDRIVE
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2003年12月13日(土) ■ |
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第251話「L・Ms / PHASE.35 『BELOVED #28』」 |
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今ね、学校で卒論の中間発表会(?)みたいなのをやってるんだけど、
自分の番が終わって暇なんですよ…。
終わるまであと3時間ぐらいあるんですけど…(汗)
なので、今からLaugh・Makersを更新します!!
前回の『Laugh・Makers』→PHASE.34 『BELOVED#27』
Laugh・Makers/PHASE.35 『BELOVED #28』
<曖昧な僕の輪郭(かたち)#3 「曖昧な僕の行方を、その瞳に写して」>
突然届いたマイからのメール。
少し驚いたが、不思議と動揺は無かった。
俺の中で何かが吹っ切れたのだろうか?
…否、違う…。
多分俺は、
「二人の女性の間で揺れる微妙な心」
を楽しみたかっただけなのかも知れない。
俺は、そんな曖昧で最低な男だった。(今もどうだかわからないが…)
俺はマイに
「今から家に取りに行こか?(笑)」
と返事をした。
マイの返事は
「ノーメイクやから無理やわ(笑)」
そこで俺はメールの返事を返すのを止めた。
自宅に帰り着き、自分の部屋で一人考えた。
「俺は、誰のことが好きなんだろう?」
「俺は、何がしたいんだろう…?」
「胸を張って、カナに好きだと言えるのだろうか?」
俺には、浮かんでは消える疑問符をかき消すことが出来なかった。
曖昧な俺の、曖昧な心。
曖昧な心に広がる、漠然とした自分に対する疑念。
悩みが増える一方で答えなど出るわけも無かった。
あの時の俺は、
なんて、馬鹿げていて思い上がったことを考えていた…。
TURN TO THE NEXT―――――→PHASE.36『fallin’ #1』
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