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2003年06月21日(土)
第114話「Laugh・Makers / PHASE.18 『BELOVED #11』」

久々に帰って参りました『Laugh・Makers』!


前回のLaugh・Makersから、すでに1ヶ月近くの月日が流れました。


決して忘れていたわけではありません!


ただ、ドライブのネタがいっぱいあったから・・・(笑)


では、早速始めます!




前回の『Laugh・Makers』→PHASE.17 『優しい歌』




PHASE.18 『BELOVED #11 心のままに』




マイ:「FAKE君?」


FAKE:「ん?」


マイ:「・・・ううん、なんでもない。」


FAKE:「なんじゃそれ(笑)」


しばし、無言の時間が続く。


俺は何より、無言の空間を嫌う(笑)


ふと俺が顔を上げると、マイが俺をじっと見ていた。


少し、ドキッとした。


FAKE:「な、何?」


マイ:「ん?・・・なんでもないよ♪」


マイは笑い、俺から目を逸らした。


また無言の時間が続く。


無言は嫌だ。


何をしていいかわからなくなる。


だから俺は、自分から麻衣に話かけた。


FAKE:「どうよ、最近調子は?」(←無理矢理)


マイ:「ん?別に普通やで(笑)FAKE君は?」


FAKE:「俺か?俺は彼女にフラレて少しブルー(笑)」


何故俺は、マイにこんなことを話したのだろうか?


(ちなみに、俺とカナが付き合っていたことは、バイト先の人々には秘密だった)


多分、誰か慰めて欲しかったのかも知れない。


マイ:「そうなんや(笑)慰めちゃろか?(笑)」


FAKE:「慰めてくれ!!(笑)」


そんな馬鹿馬鹿しい会話だったと思う。


たった数分の会話だったが、少し救われた気がした。


マイ:「今度ご飯食べに連れてってよ!」


FAKE:「はぁ?なんでやねん!」


マイ:「いいやん!連れてってよ!もちろん奢りで(笑)」


俺は迷った。


カナにフラレて、すぐに他の女の子と遊びに行くなんて、何考えてるんだ!


と。


だから俺は、マイにこう言った。





FAKE:「いつ食べに行く??」





・・・気持ちとは裏腹に、本能の面で俺は女を求めていたようだ・・・(汗)


しかも、前に気になっていた女の子からの誘いだ。


そりゃOKするさ!(笑)


マイ:「いつがいいやろ?」


FAKE:「出来れば給料入ってからがいいねんけど・・・。」


マイ:「うん。わかった♪」


FAKE:「じゃあ、また連絡するわ。」


マイ:「連絡って、私FAKE君の携帯の番号知らん・・・。」


FAKE:「じゃあ、教えるわ。」


こうして、俺はマイの携帯の番号をGETした(笑)




しかしただ一つ、俺には後ろめたさが残っていた。


カナのことだ。






「俺、お前のこと諦めへんから!」






あの時、カナに言った言葉を思い出していた。





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マイが休憩室から出て行った後、少ししてカナがやって来た。


俺とカナは別れた後も、いつもどおり普通に接していた。


さっきの出来事が無かったかのように、カナと会話を続ける俺。


ふと、カナが言った。


カナ:「そう言えば、マイちゃんがFAKE君のこと気に入ってるらしいで?(笑)」


・・・俺は、カナの言葉に対し、苦笑いを浮かべるだけで、何も言うことが出来なかった・・・。





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