MAXIMUM ★ OVERDRIVE
FAKE
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2003年05月26日(月) ■ |
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第89話「Laugh・Makers / PHASE.17 『BELOVED #10』」 |
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昨日の日記に、訂正部分がある。
それは、『FAKE@プチヒッキー』ではなく『FAKE@マジヒッキー』へと訂正します(笑)
てなわけで、改めましてどうもFAKE@マジヒッキーです!!(爆)
今日は、学校サボって家に居ました・・・。
ええ・・・家に一日中いました・・・(号泣)
(涙を拭いながら)いいんだ!別にいいんだ!辛くなんかないやい!!
じゃあ、Laugh・Makersの続きを始めます!!!
PHASE.17 『BELOVED #10 優しい歌』
心の中のカウントが終わった。
カナが口を開く。
カナ:「私に・・・もう少しだけ時間をくれへんかな・・・?」
FAKE:「え?」
予想していた答えとは、まるで違う言葉が返って来た。
カナ:「1週間でいいから、私に考える時間をください・・・。」
FAKE:「1週間で答えが出るのか?」
カナ:「・・・わからん・・・けど、今の中途半端な気持ちじゃ答えなんて出せへん。」
FAKE:「・・・わかった・・・。」
俺はそれ以上、何も言わなかった。
その後、俺は自宅へと戻り一人考えた。
夜の闇と静けさが、俺の今の気持ちと重なり、重く圧し掛かって来るような気がした・・・。
そして、3日が経った。
カナからの電話。
俺は、恐る恐る電話に出た。
FAKE:「もしもし?」
カナ:「・・・答えが出ました。」
FAKE:「・・・うん。」
カナ:「私・・・やっぱり今は、FAKE君とは付き合えへん。」
FAKE:「・・・そっか・・・。」
カナ:「うん。」
FAKE:「それが、カナの出した答えなら、もう俺は何も言わへん。」
カナ:「うん。・・・だから、しばらく友達として付き合おう?」
FAKE:「わかった・・・。」
電話を切った後、俺は静かに自分の部屋の床に寝転んだ。
冷たいフローリングの床の温度が、俺の背中に染み渡る。
恥ずかしいけど、自然と涙が溢れてた。
涙が止められなかった・・・。
******************
それから数日が経った、俺は学校へと向かう途中にCDショップに立ち寄った。
俺は、そのCDをすかさず購入した。
学校へ到着し、すぐさまCDウォークマンを取り出し、曲を再生させる。
流れて来る優しいメロディ。
不覚にも、学校で泣きそうになった(笑)
数日経ったとは言え、未だ俺の心に増え続ける彼女への気持ち。
あの歌は、そんな俺のことを歌っているかのようだった(←勘違い)
そんな日の夜、俺はいつものようにバイトへ行き、休憩室でタバコをふかしていた。
FAKE:「ん?」
俺の心の中で、『何か』が目を覚まそうとしていた・・・。
TURN TO THE NEXT―――――→PHASE.18
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