ぽあろの音楽旅日記
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2001年08月05日(日) 第75回 つくばジャズフェスティバル

 今日、つくばでジャズフェスティバルがありました。我が家から程近い、ショッピングセンター前の広場に特設ステージが設けられ、真夏の夜のジャズを楽しみました。やっぱり生演奏は最高ですね。司会の人も言っていましたが、みんな聞いているうちにだんだん笑みがこぼれてくるんですよね。それに乗って、演奏者にも笑顔が。ジャズ愛好者(マニア)の多いライブハウスや、大規模なジャズフェスとは違う、街のみんなが集まれる「お祭り」の雰囲気がなんとも心地よかったです。
 今回のメインゲストは、マリーン。期待以上のすばらしい美声、迫力、美貌でした。そして、楽しいステージづくりを徹底してくれて、お客さんからも笑い声と拍手が絶えない、そんな素敵な時間でした。家に帰ったあとも、家族で何度も何度も「マリーンはよかったねえ」とため息。早くも来年が待ち遠しかったりします。

☆「夜空ノムコウ」
 ジャズ・トリオがアレンジして聞かせてくれました。僕はSMAPは嫌いではないですが、彼らの歌唱の15000倍くらい、こっちのアレンジが好きです(笑)。とにかく、鳥肌の立つ「熱情」の夜空ノムコウでした。
☆「FLY ME TO THE MOON」
 マリーンたちの前に出ていたトリオ&ボーカルの演奏です。ジャズのスタンダード、ムードたっぷりに聴かせてくれました。ボーカルの女性は12年ぶりのステージだったと、最後に明かしていましたが、そんなことは微塵も感じさせないすばらしい歌いっぷりでしたよ。
☆「モルダウ」
 トリオ&フルートで。あのモルダウが、ジャズになるとこんなにかっこいいなんて。ボヘミアン・ダンスの熱狂を感じさせる演奏でした。フルートがすばらしい。
☆「この素晴らしい世界」
 マリーンはアルバムでもこの曲をカバーしてるそうです。彼女の声の幅をめいっぱい聴かせてくれる曲です。客席(ビニルシート敷きに座り込んでるだけ)を歩きながら、歌詞をその場でいじりつつ(これには客も爆笑)、小さな子供たちにキスをしながら(どんどん子供がよって来て爆笑、さらにはおじさんまで寄ってきて大爆笑)。ライブの楽しみを教えてくれました。さすが。
☆「テネシーワルツ」
 客層が若くない(笑)ということで選曲した模様。55歳の母も大喜びでした。ひそかに僕までジンと来てしまったのは内緒です。
☆「スペイン」
 マリーンの真髄を見ました。やはりプロの歌い手は、声量、声質、音域はもちろんのこと、その声の「幅」と「色」、さらに全身から出てくる「表情」のすべてが要求されるんですね。そのすべてにマリーンは見事に答えを見せてくれました。バックのトリオ&フルートも、さすがプロの演奏、ほとんど初顔あわせだったそうですが、見事です。
☆「星に願いを」
 アンコール曲。前のトリオも演奏したことは内緒です(笑)かぶっちゃった。ちびっこが立ち上がって喜んでいるのをマリーンが見つけて、ステージに招きました。歌の最中にどんどん子供たちが寄ってきて(といっても大人が連れてきたのですが)、曲が終わるころにはマリーンを囲むように8人ほどのちびっこが。とっても絵になるステージでした。あれだけの声量で歌っていても子供たちが怖がらないのは、マリーンの人柄なんだろうなあ。


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