■867号室のぐだぐだコラム■
867



 クライマーズ・ハイ

原田眞人監督/堤 真一・堺 雅人

1985年8月12日
羽田発大阪行き日航123便が姿を消した。
「日航ジャンボ機墜落事故」
墜落現場となった、群馬県の有力紙・北関東新聞社の
記者・悠木は全権デスクとして取材にあたる。
一週間の、記者達の壮絶な闘いの幕が上った――


もの凄く、どうしようもなく、なにかを言いたい
衝動に駆られるけど、何も言葉が出てこない。

心臓が高鳴りっぱなしで、
肺が膨張するみたいに胸に何かがつまる。
涙が出る。喉がひりつく。

「仕事」「働く」を超越して、「闘う」
とても崇高で感動的で扇情的で、情熱的で。

原田監督の「あさま山荘〜」「金融腐食〜」に比べると大変泥臭い印象でしたが、それでこそ「クライマーズ・ハイ」が伝わる気がしました。

原田監督&堤 真一の組み合わせは「魍魎の匣」と同じですが……言わずもがな、でした。





2008年08月20日(水)
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