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■ JSA
「JSA」を観に行きました。
う〜ん…想像が付かない世界ですな。 だって、すぐ隣りで生活している人間と友人付き合いする事が 許されないなんて、現代日本で生活している我々には わからないじゃないですか。
別に映画がつまらないとかそう言うことじゃないんです。 信じられない。 たかだが境界線一本がどれほどの力を持つのか、私には理解しがたいのです。 勿論その境界線の意味は知っています。 でもそれが人間にどれほどの影響力を及ぼすのかは 実際その場で生活している人間にしかわからないコトだと思うのですよ。
ものすごく難しいですよ。
友人になってはいけない人間と友人になってしまい、 それ故に事件に巻き込まれてしまう。 お互いがお互いを守るために真実をひた隠す……。
それだけの内容なのだけれど、その背景はあまりに重くて、 「感動した」などとは日本人には軽々しく言えないと思うのです。
前評判では良く『シュリ』と比較されていましたが……。 比べたら『シュリ』の方が、私は好きですね。 映画を芸術とだけ捉えるならば、の話。 『シュリ』は画的に華もあるし、エピソードもわかり易く並べてある。 派手なアクションも非現実的ではあるけれど、魅力があるので。 『JSA』は、ちょっとエピソードの並べ方がわかりづらいんですよね…。 それに…名前忘れたけど、お姉さんの出生に関するエピソードも 必要ないと思う……。 だって彼女は自分の仕事に必死になっているけれど、 そこに自分の出生の因縁はあまりないのだもん。
良い映画だと思いますよ。 でも『JSA』を見て感動しただけじゃいけないと思いますよ。 ただの「映画」では終わらせてはいけないんじゃないですかね。
2001年06月02日(土)
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