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■ エリザベート
−誰も知らない真実エリザベート−
先日宝塚「ベルサイユのばら」でブルボン王家が滅ぶ様を観劇しましたが、 今度はハプスブルグ王家の末路の観劇です(笑)
「エリザベート」と言うミュージカルを観るのは3回目です。 最初は日本初上演の宝塚雪組による「エリザベート」 その次は昨年夏に帝国劇場で上演された東宝の「エリザベート」 そして、今日は東宝の再演の「エリザベート」
宝塚でのトート役は東宝版「エリザベート」で 悲劇の王妃エリザベートを演ずる一路真輝サマで、 それはそれはお美しい死の帝王トート閣下でございました。 そして昨年夏に観た時は山口祐一郎氏のトート閣下で、 ドラマでも活躍しているこのお方、とにかく身長が高い。 186cmの長身は立って居るだけで迫力満点。 でもってミュージカル俳優だけあって歌もカンペキ。 ……が、歌声があまりに甘く、官能的すぎて、 自己陶酔しているように見えてしまうのがちょっと切ない…。 今回私が観に行ったのは、3人目のトートである内野聖陽氏。 このお兄さん、エリザベートの公演前ギリギリまで、 「モンテクリスト伯」で私の親父様と一緒に仕事をしていたそうで。 はい。もともと舞台俳優さんですから、歌は……ね。 単品で歌う場合は大丈夫なんですけど、 やっぱりミュージカル俳優の中に埋もれて歌うと、 流石に迫力負けしてしまうのが残念なところ。 しかし、歌はともかく個人的にルドルフ(井上芳雄/通称プリンス)より 背の低いトート閣下は許せないのです。ごめんなさい。
それにしても白塗り軍団こと黒天使のダンス。 踊るのは良いけど、どうかお願い。脱がないで下さい(泣) この演出だけはどうしても受け入れられないデス。
ミニルドルフの少年達。 彼らは飛行機を模して腹で巨大地球儀に乗りながら歌うんですよ! 小さいなりしてものすごい芸当だと思います。 可愛いから居るだけでも充分なんですけど(笑)
そしてアダルトルドルフ…って怪しい表記だわ(笑) えぇ、「誰でもピカソ」に出演もした井上芳雄くんですね。 なんか格段に実力が付いたというか、成長しているというか… 舞台慣れしたんでしょうかね。 雰囲気…というか、風格?迫力…とか、そういうオーラを感じました。 いやぁダテに"プリンス・ロード"を歩いているワケじゃないですね(笑) (プリンス・ロードとはFANが花束を持って整列している井上君の帰り道のこと)
どうしても納得いかないのがラストシーン。 もうちょっとゴージャスに終わっても問題ないと思うのですが…。 ついでに柱から裸の上半身を出して踊る黒天使は本気で怖いです(泣)
このミュージカル、なんと言っても曲がいい!! 使われている曲には全くハズレはありません。 CDで聴くだけでも充分世界に引き込まれると思います。
まぁ…一番好きなのは宝塚雪組ヴァージョンなんですけどね…。 この時の公演は全員がまさに適材適所のハマリ役だったので。
ところで、日本のトート閣下は何故こんなにもヴィジュアル系なんだろう…。
2001年04月05日(木)
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