好きにして,『塩梅』,『檸檬屋新宿』


 恋の病は快方に向う。
私が彼に、寂しいとか悲しいとか言っても、多分しょうがない。
私は彼に、私が寂しがっていることを知ってもらいたいのか?
そんなことを望んでいるわけではない。

私は寂しさを解消したいのだ。どうやって?わからない。
彼に解消してもらうのか?それは違うような気がする。
彼にどうして欲しいのか?好きにして欲しい。
そう、それしかない。好きにしてもらって結構。

好き勝手やってるのが、かっこよくって面白くって素敵なんだから。
私はそんな人を楽しめばいい。ような気がしてきた。

 お昼は、チーフSさんと『塩梅』。
仕事の話、プライベートの話いろいろ。
Sさんは、多分私と同じ年ぐらいなんだろうけれど、お母さんで上司で、部下への指示、接し方、クライアントや上司との折衝などいつも感心する。
お洒落で、かっこいい。礼儀正しくぶっちゃけている。
きちんとしてるがうるさくない。

Sさんだけではないが、今働いている会社も人間関係に恵まれて、本当に快適。
先日も撮影サンプルの放出があって、甕の泡盛『瑞泉』をもらっちゃうし。
もう会社員はやりたくないが、この会社はいいなあ。
仕事、頑張ろうっと。

 もらった『瑞泉』をお土産に『檸檬屋新宿』。
いつも関西突破塾で多大なお世話になっている、電脳キツネ目組関西総本部代表Tさん上京とのことで、関東組でおもてなし。

Tさんのはまっている落語の話、宮崎学さんの話、消えたキツネ目組組員の話など。

「私の中では、真理ちゃんの彼は万象さんやねん」とTさん。
んー?なんでそうなるの?
でも、そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
って万象さんも迷惑な話だろうが。

「金がない金がない」言ってたNANIOさんに
「紹介した派遣会社に登録した?」と聞いたら
「あんた(友達紹介キャンペーンでもらえる)5,000円が欲しいだけだろ」と言われる。
溜息。
「嫌なことを言うねえ」
「俺の場合条件がいろいろあって……どうたらこうたら」
「まあ、こういうのもあるよって話だから、登録するのはタダだし、好き勝手な条件言ってみればいいんじゃないの。私にだって仕事はあったんだから、何かあるよ」
なんて話。

住枝さんはTさんの新宿初来店に喜んで「他へ行こう!」とか「Tを送る!」とか興奮気味。
何故かおもてなしされる側のはずのTさんと、NANIOさんがカウンターに入ってガンガン洗い物。
「真理ちゃんもなんか書いて本出しなよー」と並んだ二人に言われる。
「いや、私は特に書きたいこともないし、愛に生きるんです」

(この日ではなかったかもしれないが)NANIOさんには「人の為の営業を金にした方がいい」とも言われる。
うーん。前に他の人にも同じ事を言われたが、どうなんだろうか。
お金にするのは、まず私が売り込む誰かに、多大な利益をもたらしてからの話になるのでは。
私のお金にするために、誰かを売り込むのは、なんか違うような気もするが。

「俺は営業下手だし。真理ちゃんみたいに宣伝してくれる人がいると助かるじゃない」
「ほんとに下手だよねー」
って話がずれてる?

『檸檬屋新宿』のカウンターには、常連Sさんがいた。
Sさんは絶縁母の元同僚でもある。
「丁度良かった!真理ちゃん、ちょっとこっちへ来て話を」と言われる。
(続きはこちら)
2006年06月06日(火)

抱茎亭日乗 / エムサク

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