試食会,恋人


 マイ箸と小さいバッグを持ってくるように言われた、試食会。
新商品の記事を書くために、月1回あるらしい。私は今回初参加。

朝からものすごい量を食べなくてはいけないと聞いていたが、今回は少なかったらしい。

しかし、ペンと紙と箸と紙皿とカップを持って、次々とあらゆる食品を食べ飲み、コメントを記録し、クライアントに提出するアンケートにも記入して、というのが大変。
そして実際の記事を書くのは数ヵ月後になる。印象に残ったとしても、味まで覚えていられるか、自信がない。

 恋人が、ちょっと参っている様子で心配。
私に何ができるだろうか。「できることはする」じゃなくて、私は彼の望むことなら何でもする。
ってものすごい覚悟なんだけど言うことは「気分転換にどう?」

彼は私のことをよくわかっているから、無理なことは言わない。
できないことをやれとは言われないとわかっていて「何でもする!」というのはズルイだろうか。
でも心意気は本当に「できないことなど何もない」ぐらいなんだけど。
2006年04月18日(火)

抱茎亭日乗 / エムサク

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