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朝、シャワーを浴びながら考える。彼は私に何を求めているのだろうか。 刺激?安らぎ?癒し?まさかね。知識?情報?なわけないか。 必要とされて嬉しいけれど、私は何をすればいいのか。 心を尽くせばいいのだけれど、私の役割って何だろう?
ある、理想的なカップルがいる。 あんな風になれたらいいけど、あんな女性になるのは到底無理!みたいな。 でも今すぐには無理だけど、やれるような気もする。愛があれば。 彼がそういう存在を求めているのかは、わからない。 もっと仲良くなれば見えてくるのだろうと思う。
診察受付時間を過ぎて慶應義塾大学病院。 今日は嫌味を言われることはなかったが、保険証の有効期間が切れていた。 自費診療で後日清算となる。めんどくせ。
階段横で「真理ちゃん!」と声をかけられる。おお、大学の先輩Nさん。 厳しい闘病生活をしていると聞いてた。 「あらま、今診察受付したら病棟にお見舞いに行こうと思ってたんですよ」 「今週は通院なのよ」 そうだったんだ。会えて良かった。 そしてこれも全く偶然だが二人は主治医が一緒なのだった。
待合スペースで、病気の話、共通の知人の話など。 Nさんはすっかり痩せて小さくなっていた。
それより気になるのは顔の絆創膏。 Nさんは美しい人なのに、手も瘡蓋が痛々しく、薬の副作用かと思うが聞けず。 「これね、転んだの」とNさんの方から話してくれる。 カラスに威嚇されて逃げようと走ったらしい。 「そんな、病気で大変なのに…」 「ほんと、踏んだり蹴ったりよ」 いやでも、Nさんには、すっ転んでもなお(失礼!)美貌があるし、素敵な家族がいるし!と肩を抱く。 きっと良くなりますように。
先に診療を終えたNさんは、私を待ってくれた。 診察を終えて、レストラン『オアシス』。 お見舞いは何がいいかと話していたので私がお見舞い代わりにご馳走するつもりが、ご馳走になってしまう。 先輩、スミマセン!後輩に奢るという功徳を積んで、きっと病気は治るであろう。 ご馳走様でございます。
母と電話。毛皮キャンセルの連絡はまだしていないとか。 私がブティックに電話する。困惑するブティック。当然だ。 「またこちらから電話します」と言って電話を切る。
契約書はないし、旅行会社のようなキャンセル料規定も恐らくないだろう。 「お詫びのお金を払ってキャンセルの方向で交渉可能か、消費者センターとかに相談してみるわ」と母に連絡。
夏の塗装工事件に続いて毛皮トラブルで、母はますます落ち込むだろう。 可哀想だが自分でやったことなのでしょうがないね。 私は、母が元気になっても「あんたは冷たい」などとは言わせない立場になれるのでいいが。
映画『女は男の未来だ』。 「酒とおしゃべりとセックス〜フランス映画のような“恋愛スケッチ”」 ということで駄目な男女のトホホな関係を描いているのかと思ったが、駄目過ぎた。 失笑さえできず。男が二人とも気持ち悪かった。
デートまで少し時間があったので『バーニーズ・ニューヨーク』を覗く。 開店15周年とかで、記念オリジナル商品を作っている。 『CARINE GILSON』のキャミソール、美しい。しかし¥72,450、たっかーい。
お食事デート。 姿は見えないほど離れた席なのに、まるで耳元でしゃべっているぐらい大声で北朝鮮問題を語っている男性がいて、私たちのラブラブムードを壊される。 それでも美味しく楽しく幸せな私。ああ嬉しい。
私はいちゃいちゃするのが好きなので、手を繋いで歩きたいし路上チューもしたいのだが、笑って拒否される。 そういう年齢じゃないか。映画の男たちを「気持ち悪い」とか言ってる場合じゃない。 しかし、もうそんなことも一生できないのかと思うと寂しい。
一人で『なすび』。映画の話、電脳キツネ目組東京忘年会についてなど。
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2005年11月08日(火)
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