『この指とまれ!』,康芳夫著『虚人魁人 暗黒プロデューサーの自伝』,漫画『漫画家残酷物語』


 秋に高校の全校同窓会がある。これまで一回も参加したことがない。
情報交換にと思ってウェブ同窓会『この指とまれ!』に登録してみた。
100人以上登録しているのだが、全く活動している節がない。同じ代で私の他に登録している人はたった一人。
多分、リアルな同窓会と一緒で幹事(管理人)がいないと駄目なんだな。

中学はどうかな、と思って登録してみた。このところ安定している日記の読者数を増やすという目的もある。
「ゆびとま」は登録をしないとどんなメンバーがいるのかわからない。
さて、懐かしい名前に出会えるかな?ドキドキ……。

ギョッとして、すぐ登録削除。『 イジメっ子の記憶』の「マツ」の名前があったから。
もしマツがこの記事を読んだらどう思うのだろう、と考えると怖くなった。

『MARIBAR』のURLを記載せずに登録してもよいのだが、積極的に「ゆびとま」活動するつもりもなく、あまり意味はない。

『mixi』では高校のコミュニティはかなり活発な様子。中学はコミュニティ存在せず。私が管理者にでもなるか。
しかし「参加者1人」って寂しい。
そして『mixi』はプロフィールに参加コミュニティを公開するようになっているので、何か恥ずかしい。

日記読者に過去を知られるのは恥ずかしいし、過去の知人に情けない現状を知られるのは恥ずかしい。
知られるのは嫌ではないが、「知って頂戴。見て見て!」という行為が恥ずかしい。

しかし私は「恥ずかしいからやらない」ではなく「でも、やるんだよ!」がモットーなので、「ゆびとま」の中学登録も暫くしたらするだろう。

 康芳夫著『虚人魁人 暗黒プロデューサーの自伝』読了。やられっぱなし。
手がけた興行を巡る様々な交渉はスリリングだし、大成功と大失敗の行ったり来たりはジェットコースタードラマだ。
私がイベント制作・運営の仕事をしている頃に読みたかった。

「世界中に康芳夫がたったひとりしか存在しないように、私にとって人生そのものが仕事であり、事業であり、作品なのだ。だから、私は誰の影響も受けなかったし、また誰も私を模倣することはできない。」

先日まで「女康芳夫になる!」とか言っていた私。申し訳ございません。
しかし「私はこうして成功した。あなたも努力して頑張れば私になれます」みたいな本が溢れる中、康さんの言葉は真実だ。

康さんに初めて会ったのは宮崎学さんの出版パーティーだった。
その後いろんな場面で見かけているから、またどこかで会えると思う。その時はこの本のことを話したい。

康さんは「仕事は人生の退屈しのぎ」と言うが、恋愛もそうではないだろうか。
この本には神彰の再婚さえ康さんが仕掛け人であったとある。そのエピソードもかなり面白い。
なのに自身の恋愛・結婚についてはあまり触れていない。
康さんほどの人物が「恋愛なんて仕事ほど面白くないね」とは言わないだろう。そこが聞きたい。是非読みたい。

 サエジマニアのoちゃんが貸してくれた永島慎二の漫画『漫画家残酷物語』を読了。
永島慎二の名前も仕事も全く知らなかったが、なんと康芳夫さんと同じ1937年生まれ。へえ。
全然違うタイプですな。
2005年07月05日(火)

抱茎亭日乗 / エムサク

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