I君,『松寿司』,『瓜坊』,『ルースター・ノースサイド』 |
康芳夫著『虚人魁人 暗黒プロデューサーの自伝』の「はじめに」を読んで、やられる。I君にメール。
「今日読み始めた康芳夫の自伝に『人生は芸術だ』『仕事は退屈しのぎでしかない』とあって、いい!と思いました。 仕事していないということは退屈なんです。 遊ぶ金欲しさに働きたいのにさ。」
> 吸収期なんだよ、いまは
「私の問題でもあるけどI君への言葉でもある。なんのために働いてるの?と聞いたじゃない。仕事に追い詰められるなんて、つまらない考え方よ。そう感じてしまうのは仕方ないけどネガティブシンキングは楽天ばかと同じくらい真実が見えなくなる。 メールの一問一答は嫌いなのでこの話は別でしたいわ。」
会うか電話で話すべきことだった。
『木村タカヒロ展』を紹介してくれた出版社Mのしのづかさんにお礼の電話。 今週末のベリーダンスとのセッションも見に行こうと思っている。
ささきもと子バッグ電話打ち合わせ。
先週後半から喉が痛くなり、今日はかなり声がおかしい。風邪気味だがお出かけ。
サエジマニア(冴島奈緒ファン)のoちゃんと荻窪駅で待ち合わせ。5分前着。めったにないことで素晴らしい。
『松寿司』でご馳走になる。 oちゃんは学生時代に荻窪の『ロフト』で働いていたそうで、今目の前のカウンターでお寿司を握ってくれている人は当時のお客さんだったとか。
『瓜坊』という小さな飲み屋。賑わっている。oちゃんの知り合い続々。仕事の話、奈緒さんの話。
本日のメインイベント、貸切専門ライブスペース『ルースター・ノースサイド』。 oちゃんがブルースセッションに参加するという。
私たちがお店に着いたのは22時近く。店内は学園祭の学食とか教室のような雰囲気だった。
カラオケのように、素人が趣味のバンド演奏を代わりばんこに披露しているのかと思ったら、やたら雰囲気のあるボーカルが聞こえて驚く。 「あの人、うまいですね」と私。 「普通のオジサンなのにね」とoちゃん。 「いや、あれは普通じゃないですよ」 と言っていたら、前に座っていた女性が激しく首を振って 「あの人は普通じゃありません。全然普通じゃない」。 ファンがついてるのか、と感心する。
演奏を終えた普通じゃないブルースマンが私たちの前に座った。 お話してみると、プロのミュージシャンだった。 『Blues File No.1』というバンドをやっている西濱哲男さんで、『週刊モーニング』で連載された「Hey!! ブルースマン」(山本おさむ作)という漫画にもなっているとか。やっぱり普通じゃない。
さて、いよいよoちゃん登場。と思ったら前に座っていた女性が、ドラムを叩いていた。 その隣に座っていた女性はハーモニカ。ここに来る人たちはみな演奏する人なのね。
私はカラオケに行かない。お金を払って素人のストレス解消の歌を聞きたくないし、自分が歌うのも楽しくない。 バンド演奏も一緒で、皆さん楽しそうだが、のれない私。 oちゃんに「クールだよね」と何度も言われる。 せっかく連れて来てもらったのに申し訳ありません。
「ギネス君の事は忘れなさい」とoちゃん。 終わってるのはわかっているし、たまに思い出すが、もうほとんど忘れている。 付き合いが浅いから傷も浅い。足の擦り傷はまだ消えていないが。
|
2005年06月27日(月)
|
|