『抱茎亭日乗』mobile,G斬り,中島義道『不幸論』,TBS『R30』


 前に「i-modeで日記が読める。auは駄目」と書いたが、J-sky、ezwebにも対応しているモバイルページがあった。知らなかった。
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 19時半近くに『ご近所さん』Gからメール。

> 今から飲めますか?急でもうしわけない

「どこで?家を出るのに30分かかります」

と返信して支度をしていたら、20分後に

> 近いうち、また前もって連絡します。

「なんだ。支度しちゃったわ!」

> ごめん、埋め合わせするよ。いま、来週のプレゼン資料てがけてたんだ。すみません m(__)m

「下手な言い訳をしないように。埋め合わせは結構よ。」

> ごめんなさいm(__)m

知るか。Gには前にも、誘っておいて「やっぱりごめん」をやられたことがある。
そういうこともあるだろうけど、2度やるなよ。

 中島義道『不幸論』読了。

「幸せになろうね」「私はほんとうに幸せ者です」…。世に蔓延する「幸せでありたい症候群」。だがその幸福感は、他人の不幸や「死」の存在を「知らないこと」「見ないこと」で支えられている。著者は長年の哲学的考察のはてに――どんな人生も不幸である――という結論に辿りつく。この「真実」を自覚し自分固有の不幸と向きあうほうが「よく生きる」ことになるのではないか。(内容紹介より)

面白かった。矢沢永吉は大好きだけど、尊敬する人だけど、『アー・ユー・ハッピー?』より『不幸論』の方が真実を言っている。

『アー・ユー・ハッピー?』も面白い。
でも物足りないのは、永ちゃんが身内の裏切りで35億円騙し取られた、大変だった、だけど生活は変ってないぜ、音楽がある、家族がいる、俺はハッピーだ、で終わっているからだ。

「ひとが毅然として『私は幸福です!』と叫ぶとき、そのこころの底では納得していないことのほうが多い。他人から『あなたは不幸だ』と思われることに憤慨して、無理矢理自分は幸福だと思い込むことが多い。いや、思い込めなくとも、思考を殺してそう宣言する場合が多い。」

オーストラリアの詐欺事件として犯罪史上2番目の大きさである35億円という金額を数年で弁済した直後に、マルサが入って追徴課税。
「キャロルはみんなのものじゃないか」と言って永ちゃんのケチぶりを暴露したジョニー大倉とのこと。
それもこれもハッピーなのか?どうってことないのか?

それは言わないからいい歌が歌えるのかな。

 TBS『R30』を見る。宮崎学さんの「アウトロー列伝 第2弾」。
宮崎さんが紹介するアウトローたちもかっこいいのだが、宮崎さんも素敵。
宮崎さんは「幸せだ」とか「不幸だ」とか言わない(ような気がする)。

矢沢永吉 vs 宮崎学対談、どこかでやってくれないかなあ!
2005年06月03日(金)

抱茎亭日乗 / エムサク

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