『第18回日本陶芸展』,映画『受取人不明』,『スーさん』,ギネス王子! |
風邪は良くならず。薬を飲む。 おとなしくしていようかとも考えたが、18日から電話受けの仕事をすることになり、時間がなくなるので出掛ける。
頂いた招待券があって『第18回日本陶芸展』を見に大丸ミュージアム。 大きな作品ばかりで驚く。 値段は出ていないが、すごい人のもあるようなので、とんでもない金額なのかしら、と思いながら駆け足で見る。
急いで新宿。19:00から韓流シネマ・フェスティバルの上映作品『受取人不明』を見たかった。 シネマスクエアとうきゅう着19:10。 予告なしで本編が始まっているという。予想外でショック。 迷ったが、チケットを買ってしまった。
キム・ギドク作品は1秒たりとも見逃したくない。もったいない。 でも私に明日はないかもしれない。だとしたらここで見ておくべき。 明日があったら始め10分も、またいつかどこかで見られるだろう。
新文芸坐でキム・ギドク特集やってくれないかな。全作品見たい。
映画が終わって21時。 『檸檬屋新宿』に寄ろうかな、と考えるが風邪気味だし、慌てて家を出たからスッピンだし、財政も厳しいので帰る。
池袋駅を出て、土日に繋がらなかったギネス君に電話しようかな、でもケータイの電池が切れそうだな、と思っていたら向こうからギネス君が歩いてくる。 買い物に行くつもりだったとか。
彼も私に電話をしたとか。へ?履歴がないけど。20:22に?映画を見てたから電源切ってた。
ここで訂正。 5/3日記にドコモは電源切ってると着信を教えてくれない!と書いたが、auも同じだった。 留守電メッセージが入ってなければ着信があってもわからないのね。失礼。
「会えて良かったね。気が合うんだね」と言ったら 「気が合うなら始めに電話した時に繋がるはずだ」とギネス君。 「いえ、何かに導かれているのよ」と私。 電話が繋がらないと気が合わないなら、二人は全く気が合わないということになる。 彼は私が何回も電話をしていることを知らない。
嬉しい偶然ではあるが『受取人不明』を10分見逃すのと同じくらい悔しいスッピンでの遭遇。 「あんまり変らないよ」とギネス君は言ってくれるが、女としては大失敗の巻。
だから今日も『スーさん』常連のおば様たちに「二人ともかっこいいわね、俳優とマネージャーみたい」と言われ、女優とマネージャーにはならない。 「大澄賢也に似てるって言われない?」とおば様たち。うーん、そう言われてみれば。 「じゃあ賢也君とルミちゃんて呼ぼう」 はあ。ルミちゃん…。 「お久しぶぅりぃねぇ♪」とか、ギネス君の年で知ってるのか?と思ったら「言われてました」。ほう。
メールは面倒臭いと言ってアドレスを教えてくれないギネス君だが、電話も繋がらない、葉書は時間がかかるだと、ストレスが溜まるのよね、と言ったら 「変なメール送るからやだ」 「変なメールって?」 「『殺す』とか」 「そんなの送らないよ!」 「100文字ぐらい送って、返事が5文字でもいい?」 「いいよ。面倒臭いなら電話でいいし、返事したい時だけでいいよ。私が伝えたいことを伝えられればいいから」 「わかりました」
2杯飲んで『スーさん』を出る。私の家の方向に歩き始めるギネス君。 「どこ行くの?我が家?禁煙だよ」 「節煙します」 「駄目。今日は困る」 「招かれざる客なんだ」 いや、掃除も途中のまま出て、掃除機も出しっぱなし、洗濯物もそのままだ。 スッピンの顔と同じぐらいマズイ。 「人を呼べる状態じゃないの」 「じゃあ帰る」 「私も一緒に帰っていい?」 「あなたはあっち」 「え?ホントに?」 「ホント。帰る」 「そんな、もうちょっと一緒にいようよ」 「やだ」
なんで?まさか、と思って後を追ったり追い越したり待ち伏せたりしてみたが、全く折れる様子のないギネス君。 耳元で「ばーか!」と言って私も帰る。ギネス君は追って来なかった。 我がままギネス王子!自分の思い通りにならないと嫌なのね。
それは私も一緒か。帰って掃除の続きをしてたら、ちょっと反省気分になり電話してみる。 「どなたですか。桜井真理?そんな人は知りません」と言われる。 「ごめんなさい。掃除したから、また今度来て」 「行かない。意地悪されたから」 「意地悪じゃないでしょう。仲直りしようよ」 「やだ」 「また遊ぼう、ね」 「知らない。いつかね」 「酷ーい。もう会わないの?」 「いつかどこかで会うこともあるかもしれない」 「いやーん。どうしたら許してくれますか」 「知らない」 完全に王子様の手中にはまったような気がする。こういうの嫌いなんだけど。
これでいいのか、この坊やは?私も、どうなんだ?
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2005年05月16日(月)
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