『檸檬屋新宿』3周年記念イベント「このくにのヤミを斬る!」 |
『檸檬屋新宿』開店3周年記念イベント、宮崎学・魚住昭・佐藤優氏によるトークバトル「このくにのヤミを斬る!」で、お店は身動き取れないほどのお客さんでいっぱい。
『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』を書いた佐藤優氏の話を聞くのは2回目だが、前回より表情が柔らかくなったように感じた。
外交政治上の裏話、国策捜査による逮捕時の検察官との生々しいやり取り、哲学的な話、冗談と、しゃべるしゃべる。 『国家の罠…』は大変な評判だが、今日の話は「本より踏み込んだ内容になります」とのことで、めちゃくちゃ面白かった。 当然本に書けないこと、ここでも言えないこともあるのに、それでもこれだけの内容というのが、すごい。
「私は検察に逮捕されたので拘置所には入ったことないんです」と佐藤さん。 「それは一回入ったほうがいいな」と宮崎さん。 そんなところで「勝った」と言ってるのが可笑しい。
日刊ゲンダイの二木啓孝氏も飛び入りでトークに加わり、検察やメディアについて、濃い話。
そんなお話を一言も漏らさず聞きたいと思うのだが、母が、元同僚で『檸檬屋新宿』のお客さんでもあるSさんを誘って来ており、多動の症状のように激しく動いて、私は気が気じゃない。 母がこちらを見たときに2回ぐらい「シー!」とやったら、今度はメモ用紙を他のお客さんを突いて渡し、注文を受けたりしている。
そして、あそこにあれを出せ、私にこれを、そこを片付けろと、住枝さんや従業員Mさんに言ったり、カウンターに入って手伝っているお客さんにタバコは向こうで吸えと命令したり、Sさんを叩いたり。 「話を聞けよ」と言いたいが、私は離れた席にいるため制御不能。 私にも「真理へ、周囲の方へお酒は何がよろしいですか?メモして下さい」などと寄越すので、「もういいから!静かにしてろ!」と怖い顔をしてみせる。
たまに話を聞くときは振り向いて「ウンウン」と激しく頷いて、しかし1分と続かない落ち着きのなさ。 ああ、母に声をかけるべきではなかった。
イベント終了後、母はSさんと別の店に飲みに行くと言う。早く行ってくれ。 しかしだいぶ飲んでいるみたいだが、大丈夫か? 佐藤さんに握手を迫る母、そんなことをしているのは母だけだった。 母が帰って、皆に謝る。 住枝さんが「手伝ってもらって助かったよ」と言ってくれたので、まあいいか。
講師の方たちは帰って、終電まで皆と飲む。 このイベントを企画してくれたテレビ屋さんに感謝。 住枝さんも皆に「今日はありがとう」と言い、非常に嬉しそうだった。
電脳キツネ目組のMさんに 「あなたの日記たまに読んでるけどさ、面白くないよ。肝心なことが書いてない。『遅刻した』と『何食った』ばっかりじゃないか」と言われる。 「面白くないですか。肝心なことって?」 「性生活」 「当たり前じゃないですか。なんでタダで性生活を公表しなくちゃいけないんですか。それはいずれ官能小説にして発表するんです」 「そりゃそうだな。じゃあ日記も金とって、会員制にしてもっと書けよ」 はあ。私の性生活が、商品価値あるのか? Mさんは帰り際も「会員制やれよ、ホントに」と言って出て行った。
じゃあ希望者だけにメルマガ形式で送るか。しかし、私の相手になる人は嫌だろうなあ。 山分けにすればいいか?まさかね。
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2005年05月13日(金)
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