ヴィデオ『ラブストーリー』,『倦怠』,映画『サラ、いつわりの祈り』 |
マイ・ラブリー・ギネス君はハワイにサーフィン旅行で、GW後の帰国。 2週間も会わないと顔を忘れそうだから、朝からヴィデオで『ラブストーリー』を見る。 やっぱり似てる、チョ・スンウ。私のタイプではないけれど、笑顔が可愛い。
映画自体は甘々の話でつまらなかった。『きみに読む物語』みたいな感じでもある。
白い鳩が出てくるオープニングは嫌い。 私自身鳥が駄目なのもあるが、安い感じだし必要ないと思った。
続いてレンタル・ヴィデオ店スタッフお薦めのフランス映画『倦怠』を見る。
哲学者の男が、17歳のデブで醜くはないけど美しくない女の虜になって、質問攻めにし、どこまでも追いかけ、電話を掛け捲り、大金を差し出してみたり、プロポーズしてみたり、気も狂わんばかりに執着する様が可笑しく哀しい。
男は始めは「つまらない女だ」とか言っているが、17歳の女はバカではない。 バカな振りをしているのでもない。物欲がなくて性欲は強い。 「愛しているわ」と言うけれど、別の男と会う事はやめない。
私はずっと「この女殺される、この男相手にこんなことやってたら絶対殺される」と思いながら見ていた。 韓国映画なら間違いなく殺される。ような気がする。
この映画を見て、質問『ご近所さん』の質問ごときに閉口している私は全然駄目だと思った。 どんなに聞いても彼女を理解することはできないのに、聞かなくてもわかりそうなことを矢継ぎ早に質問する哲学者。 彼女は怒らない。「何故そんなことを聞くの」「考えたことがないわ」と即座に答える。 見習いたいものだ。
この映画の監督は私と同い年。うーん、深いね。
日曜日最終回は1,000円のシネマライズで『サラ、いつわりの祈り』を見る。
監督・脚本・主演のアーシア・アルジェントはなんとなく冴島奈緒さんのイメージ。 可愛くて激しくて深くて濃い感じが。
少年も母親も過酷な人生だが、私にとっても赤い鳥どアップの画面がなかなか辛い映画だった。
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2005年05月08日(日)
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