映画『愛の神、エロス』,『MILLIBAR』

 恐らく今年からだと思うが、4月28日は「渋谷で映画を見る日」らしい。
渋谷の映画館は1,000円になる。しかし池袋の「bukuの日」は毎月29日。
渋谷は年1回とは寂しい話だ。

 ル・シネマにて『愛の神、エロス』を見る。ウォン・カーウァイ、スティーヴン・ソダーバーグ、ミケランジェロ・アントニオーニがそれぞれ愛とエロティシズムを描く、豪華な作品。

ミケランジェロ・アントニオーニは91歳!それも驚くがイタリアの海辺の町では、女性があんなスケスケルック(古い?)で歩き回ったりレストランにいるのか?全くエロスは感じないが。

やはり私も東洋人。ウォン・カーウァイが一番エロい。というより他の2本はエロくない。
チラシのオダギリジョーのコメントが「10人10色(エロス)」。
本当にエロは人それぞれなんだろう。

 久し振りに母から電話。新文芸坐でやってる映画『たそがれ清兵衛』と『隠し剣 鬼の爪』のお誘い。全く興味が無いので断る。
まだあまり元気ではない様子だが、来週会うことになる。 

 派遣会社社長から電話。昨年夏にやった仕事は今年は書類と面接による選考があるらしい。
大丈夫だろうか。

 『MILLIBAR』に寄る。連休前なのにお客さんゼロ、アルバイトはお休みで驚く。
暫くして何組か入ってくるが、清野さん一人で大変だ。

「渋谷で映画を見る日」の話。まだほとんど知られていないよう。
「池袋が『ブクの日』なら『ブヤの日』とか言って毎月28日にすればいいのにね」と清野さん。
でも池袋を「ブクロ」と言う人はいるが、渋谷は「ブヤ」と言われないもんなあ。

 ギネス君のケータイが繋がらない。彼は「メールは面倒臭い」と言ってアドレスも教えてくれない。
それはいいけど留守電にはしておいて欲しい。仕事の事情もあるだろうから怪しいとは思わないが、ちょっと変っているのかな。今時の若者っぽくないかもしれない。

まあ言いたい事や思いがすぐに伝えられなくて悶々とするのもエロス。
実家暮らしやケータイの無い頃に味わった感覚を思い出して、悪くは無い。
2005年04月28日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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