中止宣告,『江戸一』,『串駒』,『はじめちゃん』

 飲みましょう飲みましょう、止めますか、やっぱり飲みましょうの友人から、驚くべきメール。 

> あれから良く考えたのですが、一旦中止にします。2転3転してすみません……。
> 高い店ですし2人でまた機会があったら飲みに行きましょう。それでは!

私から誘うように言われた人へも友人が中止を伝えると言う。
それが筋だとは思うが、大丈夫なのか?どういう理由で断るんだろう?
高い店だなんて、初めからわかってることじゃないか。

「なんか、続くね。そういうの。よくわからないわ」と返信。

この友人のこういうの、最近覚えているだけで4回目だ。なめてんのか?
誘われれば断らないし、好きにして頂いて結構だが、出来れば次回は実際飲み会が始まってから「今飲んでるから来れたら来て」というのにして欲しい。

しかし、昨日のやりとりの後中止を宣告するという事は、私の気持ちなど必要ないという事ではないか?
説明のメールが来るわけでもない。またの機会はないつもりで言ってんのか?

と憤慨しつつも実は自分も同じことをしてないかと恐ろしくなる。
昔はしたかもしれないが、今はやらない。できない。絶対、きっと、多分。

 日本酒『ご近所さん』と、大塚の居酒屋『江戸一』。
ここは『なすび』の常連Hさんに勧められた店で、前から行ってみたいと思っていた。

土曜日は16:30開店とのことで日本酒『ご近所さん』には「16:30に待ち合わせます?」と言われたが、19:00にしてもらう。15分近く遅刻。
1時間ほど前に来て大塚を散策していたと言う。そういうの◎。って遅刻した私は×だが。

今まで会った『ご近所さん』の中で一番趣味が合うかもしれない、という印象。

2軒目は『こなから』に行きたかったのだが、席が空いてなくて『串駒』へ。
10年ぶりぐらいか?ご主人が随分痩せて、かなり怪しげな雰囲気になっていた。横溝正史の世界。
「数年振りに来ました」と言ったら
「その間何してたの?どこ行ってたの、フランス?」と追求されて困った。
『こなから』に行ってました、とは言えない。

お店の感じは昔と変わらない。お酒も素晴らしいものばかり。やはり私は『江戸一』の燗酒より極上の大吟醸酒が好き。

箸置きのホオズキを「食べられるんだよ」とご主人。美味しい。ホオズキシャーベットがまた絶品。

昨年通りの向かいに『串駒房』という店が出来たとのことで、店内を見せてもらう。
大きな木のテーブルがカッコイイ。

23時半ぐらいに大塚駅。私が電車で帰るのではないと知った日本酒『ご近所さん』に
「日本酒のことばかり話したので、あなたの話を聞きたい」と言われてもう1軒。

やはり『なすび』の常連Hさんのお薦めの居酒屋『はじめちゃん』へ。
大騒ぎでチンチロリンなどしているグループがいて、お酒も適当で、汚くてごちゃごちゃしてる店だった。
Hさんによれば肴が美味しいらしいが、満腹で入らず。

うーん、いかすバーを見つけておかなくては。

日本酒『ご近所さん』は私より遥かにリッチな人らしく、3軒ともご馳走してくれる。
大塚の日本酒の美味しい店調査、お役に立てたようで良かった。
2005年04月02日(土)

抱茎亭日乗 / エムサク

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