ヴィデオ『光の雨 連合赤軍事件』,『くたばれ!ハリウッド』

 風邪かもしれない。調子が悪い。

 レンタルヴィデオで『光の雨 連合赤軍事件』と『くたばれ!ハリウッド』をみる。

『光の雨…』は言葉もやってることも気持ち悪い。17日の『ネイキッドロフト』でも嫌だったが、数十倍不快。
ああ良かった、この時代の学生じゃなくて。大学時代がバブル華やかなりし頃で。

三上治さんが17日に配った『乾坤一路』5号で 

「僕は時々、戦争中の人々の話を聞たり、書いたものを読んでいて不思議に思うことがある。戦後には当たり前になっている物の見方がどうしてできなかったのだろうということだ。そんなこと分かっていたのじゃないのと言いたいが、当時の人はそういう風には考えることができず、戦後だから簡単に言えることがある。これには戦中の人々をつかまえていた世界の枠組みがあって、その枠組みの支配力は強かったということである。後代からは馬鹿に見える思想的な枠組みに呪縛されていたことが不思議なのである。そうすると、僕らもまた戦後的な世界意識の枠組みに支配されていて、その構造はあまり変わってないのかもしれないのか思うことがある。戦争期の人々の世界の枠組みと意識の関係を鏡としてみれば、同じような関係が現在もあるのではないか。そう思えてならない。 」

と書いていて、これは『光の雨』を見て私が思うことと似ている。

 『くたばれ!ハリウッド』は面白かった。ゴージャスでセレブな世界を、『光の雨』の寒くて汚くて醜い「純粋」な若者たちの後に見ると、そのギャップがたまらない。

人々を変えたい、世の中を良くしたい、より自分の好きなことのために闘った方が、人を感動させるし幸せにするってことかな。
2005年02月18日(金)

抱茎亭日乗 / エムサク

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