| 年金返せ |
前に働いていた会社の厚生年金基金に電話。 「私は一時金を選択して、消印有効を窓口で確認して投函したのに、何故年金引継ぎの葉書が来るんですか?」いきなりクレーマークレーマー。 「ご自身が選択をしたからです」 「私は一時金を選択したんです。なぜ調べもしないで即答するんですか?」ほとんど喧嘩腰。 「選択した、とおっしゃったから」 「私は一時金を選択したと言ったんです!年金なんか選択してません。私の提出した書類を確認して下さい!」 「お待ち下さい。…確かに年金を選択されています」 「そんなわけないです!ちゃんと一時金の振込口座の記入もして、消印有効の日付で出しました」 「口座番号の記入はありますが、その前の質問でB(年金)を選択しています」 「え?!私が選択してるんですか?」 「はい」 「それはリストを見てるんじゃなくて、私の書いた書類を見て仰ってるんですか?」 「もちろんそうです」 「えー?信じられません。FAXして下さいますか」 「いいですよ」 「ああ、ショック。本当に私がそう記入したんでしょうか。なんでそんな…。もう変更は効かないんですよね?なんとしても取り戻す方法はないんですよね?」 「はい。ただ60歳になった時に…どうたらこうたら」 「そんなのその時に年金制度がどうなっているかで変わるんでしょ?」 「まあそういうこともあるかもしれませんが…どうたらこうたら」 「明日私が死んだらどうなるんです?」 「それは遺族に死亡一時金が支払われます」 「20年後に死んでも?」 「年金の…どうたらこうたら…15年間は…」 「15年?今から15年以内なら出るけど20年後は出ないんですか?」 「はい」 「へ?死ぬなら今から15年以内にってこと?」 「いえ、そうではなくて…どうたらこうたら」 「15年て、いつから15年なんですか!今から?」 「いえ、ですから、あのですね…」 ってもうすっかりパニック状態。たかだか30数万円で生きるの死ぬの、お金が絡むと人は醜くなるものね。 「とにかくFAX送って下さい。よろしくお願いします」と言って電話を切る。 一応、30数万円はどこかへ行ってしまうのではなく、何らかの形で戻ってくる私のお金、ということではあるらしい。しかし悔やまれる。
返済は年金の返戻金を充てる、といって借金をしたのだから、65歳になって毎年3万ずつ返せばいいか。その時母が生きていたら、それは素晴らしいこと…か?
昨日もらった電話の件で一悶着、というより私が不満を言う。厚生年金のこともあって、全く別件なのに相手に八つ当たりしているような気がしなくもない。
人は自分が思いもしないところで傷ついたり嫌な思いをしているもので、逆に自分が気にしているほど人は関心を持っていなかったり弱くはなかったりする。
相手は驚いたかもしれないが、知っておいた方がいいだろうし、私も何も言わないで不満を溜めて嫌いになりたくない。お互いに謝って電話を切る。
20時半過ぎまで残業。家に帰ると厚生年金基金からFAXが届いていて、まさに私の自筆で年金を選択していた。ああ!何をやってんだよ。
今更分析しても意味はないが、手紙には「年金か一時金を選択してください」とあり、回答書は一時金(A)、年金(B)とある。順番が逆なのだ。 で、私は一時金を選択したつもりで「B」と書いた。バカ!
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2005年01月18日(火)
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