『大地を守る会』は消費者をなめる会?,いまさらジロー,『ご近所さん』 |
台風と地震の影響で野菜の値段が高騰しているからか、『大地を守る会』から届く『おまかせ野菜果物セット』は不思議な野菜が続いている。 葉っぱものは最近ほとんど見ないと思ったらセロリアックとかマスタードグリーンとか。 今日はコールラビ、ってなんだそりゃ。形も非常にヘンテコだが、カブのような歯ざわりとブロッコリーのような風味なんだとか。
2週続けてサツマイモ、とかより面白くていいけど『大地を守る会』には面白くないこともある。 決着がついてから日記に書こうと思っていたのだが、全くその気配が無い。
10月7日にバケットが届いた。東京都板橋区のザクセンという会社のフランスパン310円。 これに3mmぐらいの黒いビニール片が混入していた。その日のうちに大地を守る会に連絡して回収してもらった。代金は翌週の買い物合計から差し引かれた。
初めに電話した時に、原因と再発防止策を報告してくれ、と言ってあったのに何の連絡も無い。 10月21日にクレームメールを書いたら電話があって、生産者(ザクセン)からの回答に不備があったので直させているという話だった。
その後留守電に「もう少しお待ち下さい」というメッセージがあり、11月5日、再びこちらから電話をかけた。 回答に1ヶ月もかかるってどういうことだよ。「そんな会社のパンを会員に売り続けているんですか?」と聞いたら「はい。対策はとれないと言ってます」。
完全になめられている。大地を守る会は詫びたが、生産者から「ゴメンナサイ、以降気をつけます」さえもないってどういうことだよ。
食品会社にクレームしたことは何回かあるが、こんな会社は初めてだ。 以前やはり『大地を守る会』で購入した煎餅に異物が入っていた時は非常に丁寧な原因と対策の報告があって、感心したぐらいなのに。
「次回配達(つまり今日)までに必ず回答下さい」と言ったら「はい。配達とは別に郵送で何らかの報告を送ります」って結局来ないじゃないか!ザクセン!大地だけじゃなくて、顧客も守ってよ!
さて、食の安全、大地を守ることも大事だが、締め切りを守ることも大事だ。文章道場の課題「ポピュリズム」について考えることも大事だ。
ポピュリズムと言えば小泉や田中康夫批判の時によく使われる言葉なので、康夫ちゃんのことを書こうと決める。
ネットで検索していたら、前に『ご近所』のYさんが「もっとも優れた外交官だと思う」と言っていた白洲次郎について康夫ちゃんが書いている文章を発見。
以下週刊 WebSPA!「田中康夫の東京ペログリ日記 リターンズ 信州コモンズ革命編」 11月9日号の10月17日(日)より引用。
「従順ならざる唯一の日本人」とGHQ側が舌を巻いた偉人・白州次郎の格言とも呼ぶべき「子供は真実を見抜く。子供に好かれぬ人物は俗物」を想起。「葬式無用、戒名不要」の僅か2行の遺書を残した氏は、プリンシプル=原則に忠実たれ、を生き様とした人物。80歳までポルシェ911を乗り回し、戦後、吉田茂に請われて務めた東北電力会長時代には、ヘルメットにサングラスで自らランドローバーを運転。妻正子と共に、日本版ジャン・ポール・サルトルとシモーヌ・ボーボワール。畏友・福田和也氏が正子女史と「新潮」で対談した際の、彼女の側の間合いも絶妙だった記憶が蘇る。 上京。SOILで髪の毛をカットの後、亀井静香氏と懇談。元祖「『脱ダム』宣言」とも呼ぶべき公共事業の見直しを問う気概の持ち主にして、僕同様に死刑廃止論者。「三位不一致の改悪」は日本の田舎のみならず都市をも崩壊させる、と意見の一致を見る。 深夜、白州次郎語録を紐解く。曰く「俺の左翼思想が、どれだけ戦後の日本を救った事か」。「政治というのは、国民に夢を持たせる事なんだよ」。「(戦後の財界人は)バスが走り出してから飛び乗るのが巧いだけだよ」。「日本人くらい大人しい被占領国民も居なかった。占領中の日本で、GHQに抵抗らしい抵抗をした日本人が居るとすれば、ただ2人。吉田茂と、もう1人は僕だ」。経世済民の実現に奔走した彼は、右だの左だの上だの下だのに頓着せぬ、正しくカントリー・ジェントルマン。
引用終わり。
あら、面白そうな人じゃない。10月28日の日記に書いた「たいしたことない、或いはあまり面白くない人なのかもしれない」は訂正。かなり興味を持った。
勢いで康夫ちゃんのペログリ日記のバックナンバーを全部読んでしまう。そんなことやってる場合か。場合であろう、康夫ちゃんについて書くんだから。
結局『ご近所』のYさんとはそれっきりで、現在メールのやり取りをしているのは倉敷在住のMさんのみ。 M さんは10日未明に見たという木星、月、金星が並んだ写真を送ってくれたり、話題も豊富で楽しいが、「ののは新札見ましたか?」とか「ののびはできない自分の部屋の小さな窓から」って誰?何のことだ?
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2004年11月11日(木)
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