作戦取りやめ,幻の山生姜とウコン,大人のしゃべり場『trick - ster (トリック・スター)』,『ルノアール』,『海峡』

 昼に起きる。派遣会社社長から書評やエッセイのメールは届くが仕事の話は来ない。
「別の仕事を探すなら短期にしといて」と言うけれど、今日は来るかも、明日も来ないのか、という状態ではアルバイト探しもままならない。
やばい。今期の目標は達成できないかもしれない。それより来月から相当厳しいことになりそう。

 なんて具合に崖っぷちの私がそんなことやってる場合か?と思いながらもやりたい、と思って昨日初めて人に相談した作戦だが、取りやめ。
もう?そう、私の覚悟が定まる前に、状況が変った。
ああ、私は本当に用なしの女なのだった。しかし実は双方にとって非常に良かった。
状況を変えたのはその人で、それは素晴らしいことだから。

Y先生からも「今度のことは正しく時間が刻まれているような気がします。なんとなく。」というメールが来る。

 日記読者のFさんが、タイから輸入した乾燥ウコンと山生姜をサンプルで1瓶プレゼントして下さる、とのことで高田馬場駅で待ち合わせ。
人にものを頂くのに大変失礼だが15分遅刻。申し訳ありません。

http://gold.ap.teacup.com/fuji/
これを見るとものすごく身体に良さそうで、高価、貴重なものらしい。
卵管の腫れも引くかな。

 大人のしゃべり場『trick - ster (トリック・スター)』で、鈴木邦男さんと宮崎学さんのお話を聞く。テーマは「権力としてのマスメディア」。

宮崎学さんは警察腐敗を追及する著作が続いていて、鈴木邦男さんは『公安警察の手口』という本を最近出して、それに関する話もいろいろ。

「警察がけしからんというのは正義とか、税金を飲み食いに使いやがって、ということではない。利権を俺に寄越さないからけしからん。どんどん暴いてやる」と宮崎さん。うーん、素敵。

水曜日がお休みの『なすび』の千秋さんが来ていて、「うん、うん」と大きく頷いたり、手を叩いたり、宮崎さんの話を楽しく聞いているようだった。
休憩時間には大きな声で「相手不足だねえ、全然駄目。がっかりだ」。
「シーッ!ファンがいっぱいいるんですから」って千秋さんの向こうにはご本人もいるではないか。ああびっくりした。でも面白かった。

「本を書くのは小銭稼ぎであって、メッセージを伝えたいなどとこれっぽっちも思ってない。生業として出版社が、編集者が求めるように書く。メッセージは人には言わない」と宮崎さん。
宮崎さんのメッセージ、私は聞きたいが本1冊1,600円とか『トリックスター』入場料2,000円では聞けないということか。

 電脳キツネ目組の人たちと『ルノワール』。間近に迫るゾロメ賞、ドボン賞について。
宮崎さんのHPのカウンターは麻雀牌の数字なので、今までよくわからなかった。
「1111111」なら私にもわかるだろう。

暫く宮崎さんに会わないなあ、と思っていたらこのところ毎週のようにイベントがあって、やっぱり宮崎さんと遊ぶのは楽しい、勉強になる。
「文章道場」は、もっと濃いぃ、面白ーい話が聞けるはず。皆様も是非。

 『珈琲 & 洋風居食屋 海峡』でワイン、スパゲティ、他いろいろ。
お腹が空いていたのでガンガン食べる。
そんなに遅くまでいるつもりはなかったが、話が盛り上がって3時。

 Mさんが送ってくれるはずだったが『トリックスター』から飛ばしていたMさんは途中下車。
コンビニで水を買ってあげて、Mさんを置いて帰ってしまった私。
悪かったかなあ。朝から仕事だと言っていたが、大丈夫だろうか。

 私はお風呂を溢れさせることもなくちゃんとお湯を張ったのに、忘れたわけではなく面倒になって入らず、服のまま寝てしまう。
2004年10月13日(水)

抱茎亭日乗 / エムサク

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