『ロフトプラスワン』,『檸檬屋新宿』 |
Y先生とメールのやり取りをしていたからか、元内縁夫の夢を見る。 彼が我が家に泊まっていて、私は「ほら!こんなに体が柔らかくなったんだよ」って柔軟体操をして見せる、というまさに今言いたいことをやっていて、可笑しかった。
原稿を終えて出掛けたかったが、まだまだかかりそう。
映画『三浦和義事件〜もうひとつのロス疑惑の真実』のDVD発売記念で、三浦和義さんが登場する『ロフトプラスワン』。 19時からだが着いたのは19時半頃。映画は始まっていたが一回見ているので、大丈夫。
三浦さんは良枝さんから託された赤い薔薇の花を胸に挿してトークショウに現れる。カッコイイ。
映画の中で良心的な記者役をやっていた人が乱一世という名前だというのは初めて知った。 「三浦さん、マゾでしょう」などと下ネタ連発。 かつて何かの番組で「CMの間にトイレに行って下さい」と発言して大問題になった司会者が、乱一世その人であったと知って驚く。そこは真面目に話していた。 CM=トイレタイム発言に一番怒ったのはサントリーで、暫く謹慎、と言われて3年間テレビ朝日から干された、とは全く知らなかった。大変だったのね。
8月1日にUPLINKで見たときにも感じた疑問点を東真司監督と三浦さんに質問。 「疑惑当時良枝さんが大きな支えになったのは間違いないし、二人のラブストーリー的エピソードをもっと描いてほしかったとも思う。同じように支えになっていたであろう子供たちが全く出て来ないのは何故?三浦さんの意向ですか?」
三浦さんは「僕は事実が間違っていなければ、どんなふうに描いてもらっても構わない」。 (質問とは何の関係もないが)「元ジャニーズだからバイだろう」と壇上の皆に言われていた東監督は「台本にはあったが削った。子供を出す必要はない、出せないと判断した」と考えを説明してくれた。 私はあらかじめ「批判ではなく質問です」と言ったが、答えを聞いてなんか違うのでは、と思った。
子供のことは描くべきだ。見る側も知りたい情報だし、感動指数?がまるで変わるはずだ。
「第2弾で良枝さんから見たロス疑惑、という企画があるので協力して下さい」と言われる。マスコミ、警察、世間様と闘う家族の葛藤と結束、かっこよくて強い男と女を見たいので「わかりました」と答える。2、3千万円でできるそうだ。
終了後、三浦さんと、飛び入りゲストの鈴木邦夫さんにご挨拶。
『檸檬屋新宿』に寄る。4月6日に訪ねた群馬県立近代美術館の学芸員Tさんが北海道から上京した作家、デザイナーと3人で来ていて、一緒に飲む。
Tさんに「鯨食べたことある?」と聞かれて 「あります」と答えたら 「それはイルカだ」 「鯨です」 「イルカだ」 「鯨を食べたんです」 「今鯨はないんだ。イルカだよ」 「私は『鯨だ』と言われて食べたんです」 「絶対イルカだ」 「いいえ鯨です」 という会話を50回ぐらい繰り返す。
Tさんと飲むのは2回目だが、なんだこの人。 「君は幾つ?」と聞くから 「教えない」。 初対面の作家、デザイナーの2人も呆れ気味。 「どっちでもいいじゃない」「どっちも証拠はないよね」 そうだが、私は給食でも食べているし、一番最近食べたのは数年前『太古八』でだ。 『太古八』がイルカを鯨だと言って出すことはあり得ない。 そもそも鯨とイルカの違いは名前だけ、という話も聞いたことがあるから、この会話は非常にナンセンスだ。 だがそういう説明は求めずTさんがいつまでも「イルカだ」というのをやめないから、私も延々「鯨です」と返し続ける。 楽しいのか?私って本当に男に優しい。
そろそろ閉店かと思ったら、住枝さんも常連Yさんも終電を逃したと言う。あらら。 一番最後に来店した私のせいのような気もするが、抜け駆けして私は終電で帰る。 これは優しくないが、「原稿があるので」と言い訳。
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2004年09月28日(火)
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