Hちゃん |
確か「13日からの仕事がある」と言われてたが、連絡なし。大丈夫か? この仕事の合間に文章を書いて、生活が成り立ったりしたら最高だけど、そう甘くない。
小学校からの友達Hちゃんからメール。「さくのホームページを初めて見たよ」とのこと。 「今度、時間あるときに全部読むからね」と言うが、そう言えばHちゃんは小学校の頃から本を読むのが早かった。「ほんとに読んでんのか?」と思う程。
思えば私の「日記を毎日書く」という習慣は、Hちゃんによって鍛えられた。 小学校5年生から、中学までは毎日、交換日記を続けた。 家も離れていたし高校は別になったが、結構頑張って数ヶ月に一回日記を交換していたと思う。 女の子同士で交換日記をするのは当時よくあったが、こんなに続くケースはあまりないのでは。 日記だけではなく手紙のやり取りもしていた。
Hちゃんは破格に面白い友達だった。彼女の人間ウォッチングの才能は尋常ではない。 「抱っこマン」「ドテチン」「ガマン」など教師のあだ名のつけ方もセンス抜群。 誰もやってない真木ひでと(知ってる?)のものまねとか、めちゃくちゃ笑わせてくれた。
絵がうまいHちゃんは日記にクラスの女子全員の胸の形を描いちゃったりするのだ。 「M=おわん型、Kさん=とんがっている、さく=たれパイ」って、小学5年生でかよ!
「さく、知ってる?男にも生理があるらしいよ。味噌みたいのが出るんだって!」 そんな話、『明星』『平凡』には載ってないが? 「『みそり』って呼ぼう。クラスの男子で誰かなったかなあ」 ってこんなドキドキする話を教えてくれたのもHちゃん。
中学高校になれば進路のこと、恋話など、何でも話せる友達になった。今でもそうだ。
誰かに、もの書きになりたい、という話をすると「小説?ノンフィクション?」と聞かれることが多い。私にはよくわからない。 でも「誰に何を伝えたいのか?」と考えると、多分Hちゃんに、最近の私とか、会わない間に起きたこと、考えたことを伝えたいのだ。
私たちの交換日記は、2人だけの秘密のつもりで書いていたのだが、実はクラスの皆や親たちに盗み読みされていたことを後で知った。 まあ、あれだけ面白かったんだから、読まずにいられないだろう。 この日記もそんな感じなら楽しい。
パソコンを始めたHちゃんにも是非日記を書いて欲しいものだ。 クレヨンしんちゃんのママの叫び、みたいの希望。
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2004年09月13日(月)
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