映画『LOVERS』,『藍宇 LAN YU〜情熱の嵐〜』

 平日でも『誰も知らない』はやはり完売。時間の都合で『LOVERS』を見る。
こちらも混んでいて前から3列目の席になってしまう。

チャン・イーモウ作品は何故か縁があって何作か見ているがそれほど好きではない。
『HERO』は嫌いだった。『LOVERS』も同じようなつまらない映画だろうと思っていた。

先日、テレビで1時間の特番を見て『HERO』とは違うと知り、見てもいいという気になった。
『HERO』より数段良かったが、やはりCGやワイヤーを使ったアクションは面白くない。
『LOVERS』はアクション映画ではなく愛を描いた映画とのことなので、まあいいだろう。

しかしこの人物、実は回し者、実は裏切り者、実は愛してた、って誰のどの言葉が本当の感情なのかよくわからない。
実際の人間関係もそうだったりするのかもしれないが、そんなことやってて究極の愛って言われても感情移入できない。愛のために死ぬんだろうけど涙も出ない。

ワダエミの衣装は素晴らしかった。

最悪だったのは劇場の隣の席の男。本編が始まってから携帯電話を開いて、席を立って、戻って来て、斜めに座るから私の顔の近くに男性の頭が来て、整髪料がくっさい!
再び携帯電話を開くので、「眩しいです」と言ったら、ケータイを開いたままこちらの顔を見やがる。
ふざけんなバカ!もう!メジャー作品にはこういう輩が多いから、劇場で見たくない。

しかも前方の席に座るのはマナーが悪い奴が多いのではないか。
先日も『シネスイッチ銀座』で前の方の席の男と女が揉めて、後ろの席まで聞こえる声で男が騒いで、支配人らしき人も出たり入ったりしてかなり迷惑だった。

もっと快適に鑑賞できたら映画自体の評価も変わっていたかもしれない。

 新宿に出て『藍宇 LAN YU〜情熱の嵐〜』を見る。
ゲイの話だから映画になるのだろうけど、男と女だったらあまりに普通過ぎる恋愛話。
男の子がもうちょっとキレイだったり、神秘的だったらいいと思うが、現実はあんな感じなのかな。
2004年09月01日(水)

抱茎亭日乗 / エムサク

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