援助交際旅行

 早朝帰宅して少し寝て、12時に母と池袋駅待ち合わせ。10分遅刻。
大宮から新幹線で那須塩原駅。送迎バスで『芦野温泉ホテル』。

 新幹線の車中、朝まで一緒に働いていたAさんとメール。
私が「帰っていいらしい」と言われてちゃんと確認しないまま帰ってしまったことが問題になっているとか。
ひぇ、まずい。那須塩原駅でお詫びの電話。「結局大丈夫でした」とのこと。

残った人たち数名は8時まで作業をして、その後12時まで待機。
一旦解散して17時に再び召集がかかったが、皆「無理です」と断ったとのこと。
別の人たちが手配されたのだろうか。
校正は作業を分担、交代できるが、監督するクライアントは大変なことになっているのでは。
それでも9月1日には新しいカタログが出来上がるのだろう、なんとしても。

結構ヘヴィな仕事を終えた(多分)というのに、充実感がないのって寂しいものだ。
「お疲れ様」の挨拶もなく、あんな終わり方でよかったのか?

 「ネットで出会い」はもうやめる、と言っておきながら友達が教えてくれた『Jside.com』というサイトに、ケータイから登録してみる。
こんな風に旅先で、たまたま近くにいる人や地元の人と、すぐに連絡が取れて会ったら面白いかな、と思った。

しかし、どこのサイトもそうだけど、いろんな質問事項に答えるのが面倒&気恥ずかしい。
そう言うと「あんな赤裸々日記を公開してるくせに、恥ずかしいの?」と聞かれるが、顔の見えない不特定多数に愛想を振りまくようなコメントをしなくちゃいけないのがこっぱずかしい。

今回も即反応があったものの「芦野温泉て何県ですか?泉質は?」「栃木県です。アルカリ性単純温泉です」以上終わり。駄目だこりゃ。

 『芦野温泉』はテニスとダンスと温泉を楽しむ年配者のための宿、という感じ。
日帰りでも利用できるが「騒がしい子供はお断り」。
温泉好きの母は「ここのお風呂は最高ね」。

 今回の旅行は母の知り合いが芦野の美術館で個展をやるとかで、私はついて来ただけ。
費用は母が出してくれると思っていた。

それはそれとして、カタログの仕事のギャラが入ったら母からの借金を一部返せる、という話をしたら「返さなくていいわよ、あげるわ」。おお、母上様。
私は母に頼まれていた諸々の品を「じゃあ、そっちは私が出します」。
かなりバランス悪いが。

 夕食は『松籟館』で芦野回席いつき料理。ざる豆腐、お新香などシンプルなものが美味しい。
料理長の創作料理のようなものも工夫されていて楽しめた。

この宿を紹介してくれた牧野さんとお母様が一緒にいるのを、母が発見。
母が挨拶に行ったり、牧野さんがこちらの席に来たりしてお話。私は初対面。

部屋に戻って暫くすると、牧野さんから電話。バーで3人で飲む。
「私も浴衣ですので楽な格好で」と言われたのに、浴衣から洋服に着替える母。私は浴衣のまま。

母と牧野さんはかつて職場が一緒だった。私にはわからない当時の話や関係者の近況など。
バーテンの男の子はカクテルの勉強をしているようで、3人の好みに合わせてオリジナルカクテルを作ってくれる。
牧野さんに馳走になる。美味しかった。

部屋に戻ってまたお風呂。夕食で飲み残した甘い無添加ワインを飲む。
2004年08月27日(金)

抱茎亭日乗 / エムサク

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