映画『スイミング・プール』,『TOKYO BELLINI CAFFÈ』

 二日酔い。いつもより1時間早い9時出勤でつらい。
上着を持たずに出てしまい、寒くてブルブル。昼休みに家に上着を取りに帰る。
オリジン弁当でマグロステーキ弁当を買って会社の休憩室でかき込む。
体調のせいか本日の申し込み、0件。

 本日早く出勤したのは映画の日だから。終業も1時間早い。
渋谷に出て映画『スイミング・プール』。
最後がよくわからなかった。最後がわからないと今までわかっていたことはなんだったのか?と考えてしまい、あれれ?広がる謎。
結局それがこの映画の狙いだったのね。やられた。

きれいな体、美しい家とプール。怪しい人たち。いい映画だった。
監督のフランソワ・オゾンは私と同世代らしいけど、本当に熟女好きだ。
そして驚くほどかっこいい。

 先月29日「bukuの日」に会えなかった映画サークルの人たちが、新宿に集合すると言う。
私はすっかり疑心暗鬼になっていて、誘ってくれた主催者のIさんに「何の映画の何時の回を見て、何時に終わって、何時ごろお店に行くのですか?私が渋谷を出るまでに連絡がついたら伺います」とメール。
それには答えてくれなくて「僕はもう店にいます」。

事前の情報もお店の場所は「コマ劇場近く」とか、集まるのは「だいたい9時ごろ」とか「みんないるんで大丈夫ですよ!」とか。
皆は大丈夫でも初参加の私は誰一人知らないし、勝手も知らない。
店に入ってサークル名を言えばいいのか?揃いのユニフォームでも着てるのか?
教えてもらった店「ベリーニカフェ」は正式名称ではないらしく、ネット検索してもわからなかった。

『TOKYO BELLINI CAFFÈ』は結構広い店だがガラガラで、入ってすぐのところに十数名の団体がいた。
私が人を探している様子を見せても誰も反応しない。
「Iさんはいらっしゃいますか?」と話しかけると「あ、はい」。
紹介してくれるわけでもないので近くの人にご挨拶。

皆さん『キューティーハニー』を見てきたとか、『ラブストーリー』が見たかったのに、とか。
私が『スイミング・プール』を見たと言っても知っている人はいなかった。
大きな皿のスパゲティを一人で食べて、ワインを一杯飲んで帰る。

Iさんは1日に100通以上メールが来るらしい。
『ご近所さんを探せ!』は無作為ナンパ対策なのか、男性は1時間に3通までしか送信できないそうだ。
それで先月29日も今日も連絡がスムーズではなかったのか。
Iさんに直接怒ってはいないが、申し訳なかった。
「いろいろめんどくさいこと言ってスミマセンでした」と謝る。
2004年06月01日(火)

抱茎亭日乗 / エムサク

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