疑惑と告白の行方とその反響

 家事とメールで夜になる。原稿も本日中に、と思ったが無理。優先順位、間違ってる?

 札幌の女性読者からメール。

> 日記楽しく読ませていただいております。ひょんな
> 事から桜井さんの日記にたどりつき、はや1年になりま
> す。今回、「疑惑、告白」を読んで、桜井さんの立場、お
> 友達の立場、そして彼の立場になっていろいろと考えてみ
> ました。どういった背景があって、ここまでに至ったのか
> 分かりませんが、人それぞれ考え方、捉え方に違いはある
> し、自分の物差しだけで物事を判断してはいけないと思い
> ますが、自分にも似たような経験があっただけに、胸がチ
> クリと痛みました。だから何なんだ、って感じですが・・・何
> か意見したい訳ではなく、桜井さんの気持ちわかるな、と
> 思いメールしました。

知人ではない方からちゃんとした感想メールを頂く事はめったにないが、非常に嬉しいもの。
ありがとうございました。

 『なすび』の千秋さんのメール。

> うち明ける親友となめてるらしい彼との話も檸檬やツアー
> もともに世代間の相違と今日の旅と旅館ホテルの断面が伺
> えて面白い。もっと詳しく聞きたいとこが多多あります。
> なかなか盛りだくさんのツアー企画でしたね。

原稿が終わったら、詳しい話をしに行きます。

 5月3日の日記にも書いた優しいMさんとはメールのやり取りが続いている。

> 汚い部分のない人間なんて居るわけないと思うし、
> 自分が「そうありたい」と思うのと、
> 他人から「そうでないと」と思われるのって全然違うことだし。
> なんだか話がずれましたね。

「いや、面白いです。『そうありたいと思わない?』と聞かれることを嫌がる人もいるし、
『そうあるべきだと思うけど』と意見されるのも嫌なんだろうね。

彼女にあり方を説くつもりはないけど、友達として彼女の見解は聞いてみたい。
それを『責められている』ととるか『理解しあいたい』となるかもやる気と能力次第です。」

> そうかもしれないですね。
> 私もわりと苦手な気がします。
> 自分がそう考えている、とかそういう考えだからそうしている、
> とか聞くと「なるほど、そうなんだ」と思うだけですが
> そこで「そうでしょう?」とか「そうあるべきだよ」なーんて言われたら
> 「え!?どう考えて、どう行動するかは私の自由なのに?」と思うことでしょう。
> まあそうは言っても、自分にも決めつけはあるし、
> 言われる事柄や言われる人によっても違ってしまったりすると思うんですが。

「違って当然ですよね。私は結構意見するタイプなのですが、当然相手の自由です。
ただ聞いているだけ、なんですけどね。意見も『交換』ですから。」

「まさしく彼女は聞かれるのを嫌がっていました。
『感覚が違うということを理解してください』って言ってた。
わかってるよ、どう違うか聞いてるの、って感じですが彼女は『責められてる』感じしかしないんでしょう。

(略)

『人に対して必ずしも自分の考えや感情を全て明らかにする必要はない』というのは、閉じてるなあと思った。
私が無理やりこじ開けようとするから言ったのかもしれないが
すべてを明らかにする必要がないのなんて当たり前だし、できないよ。
でも友人なりに頑張って明らかにしようとしてくれたのだろう、と思って、
これにて終了にしようかな、と思いました。

(略)

開いている、強い人だと私も思っていたし。
私はかなり突っ込んだから、バリアは薄く低くなったけど。
緑さんなんかは警戒心でバリアがどんどん高く厚くなっていって、私を切った。
だから友人は頑張ったと思います。ありがとうって感じ。

しばらく時間をおいて、付き合いたいってことなんでそうすることにしました。

(略)

私にとってMさんはかなり癒し系ですよ。
でもそういう役割でいてほしいとは思いませんので自由になんでも遠慮せずに言ってくださいね。

今回私は自分自身やりすぎ?と思うところもあったんだけど、
他にも何人か日記を読んでメールをくれて、「共感できます」とか「同じことすると思う」とか言ってくれる人もいて、なるほど、と思いました。

そうそう、『Mさんの身近で起きたエピソード』ってどんなの?という質問も来ました。
参考にしたい、と。皆悩んでいるんだねえ。

(略)

いやー、ながながおつきあいありがとうございました。
ずーっと聞いてくれたこと、いろいろな話をしてくれたこと本当に感謝しています。
さて、これから彼との一戦もありますので(たぶん。でももし日記読んでたら怖くて連絡来ないかな?)お楽しみに!」
2004年05月11日(火)

抱茎亭日乗 / エムサク

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