『GINKGO』,バカ?ばか?馬鹿? |
徹夜で目白へ。12:10の待ち合わせに間に合う。母にお金を借りるので遅刻はできない。
フランス料理『GINKGO』。白い壁で天井が高く、美術館のようなレストランだった。 ホタルイカのカレー風味のリゾットはほんの少しだけチーズが入っていたのではないかと思う。魚のポワレもバターソースで、私はそれほど好きではなかった。 デザートは美味しかった。チョコレートケーキが苦くて、ラズベリーシャーベットとよく合う。
母は友人の息子の溺愛ぶりを「あれは異常だ」と言っていたが、「私だって異常だよ」。 「新座に住めば家賃はかからない」と母は言うが、金銭的問題以上に精神的負担になることは目に見えているのでここは負けられない。 お金を貸してもらった上にご馳走してもらったのに、ごめんなさい、お母さん。
家に帰って寝ようと思ったら彼から電話。 「何してた?」「今日は親と援助交際」「お母さんはいくつぐらいなの?」「70かな」 「その年で大変だね」「年金貴族だからねえ」。 彼としばし年金問題を語り合う。
VAIOはネット接続とメールの受信はできるが、送信ができない。なんで? そしてまた朝まで悩む。いつになったら創作ができるようになるのだろうか。
高校からの友人Mは、9.11で大変なときに中東を、SARSで大騒ぎなときに中国を、女一人旅。今は中国だラオスだベトナムだ。本人曰く「目的なんて何もない」。
「イラクは大変なことになっていて、日本も大騒ぎ。そちらではどんな感じ?」 と聞いたら
> 中国でも報道されてたよ。 > 個人的にはバカ、の一言。 > かかったお金請求するべきだね。
「国が被害者に請求したよ。欧米からは請求したこと呆れられ馬鹿にされている。 国が馬鹿だとボランティアも苦労するね。 国に損害賠償請求するべきだね。」
> それより北朝鮮の列車事故の方が興味ある。 > 暗殺狙ったみたいなタイミングだよね。
「なるほど。惜しかったねえ。」
昔からMは言うことが自民党議員のおっさんみたいなところがあると思っていたが、 この一刀両断ぶりはどういうことなんだろう。 自分も危険な旅をしているが、絶対誘拐されたりするようなへまはしない、という自信があるのか、事故に巻き込まれても国の世話にはならない、と決めているのか、奴らと一緒にしないでくれってことなのか、よくわからない。 Mのようなバックパッカーはジャーナリストやボランティアとも近いところにいると思うのだが。
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2004年04月26日(月)
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