続く自己責任論,祝ヤマケンさん松本清張賞,フジテレビ『NONFIX!』

 朝まで自己責任論。

『なすび』千秋さんからのメール。

> 日頃小泉や 政治の有り方に不満と反対を言ってる人も
> イラクで拘束された3人−−2人について自己責任だ
> 政府の皆の税金を消費した責任を払わせろ という。

>  自衛隊よりも イラクの人々を支持している日本人は
> テロの仲間にされてしまいそうな政府の言い方に 同調する
> マスコミをなんとかしないと ものの言い難い日本社会になって行く。

私の返信。

「人質の自己責任をいう人は、自分に矛先が来ないように救出に頑張っているふりをしていた、小泉・福田・安部と同じ。
人質の家族に責められて、一生懸命人質の自己責任を問うように問題を摩り替えようとして、結局皆それに乗っている。
自衛隊派兵だって賛成多数なんだから、人質の家族が責めているのは政府だけじゃなくて、日本国民全体に「責任があるだろう!」とやられていると、皆内心わかっているからあんなにヒステリックに反発するのだと私は思います。
人質家族より、政府の方がマスコミ・世論操作に長けているので当然ですが。

マスコミを何とかしようとしても無理じゃないですかねえ。
『私は家族を応援する!』とか『自己責任より国の責任!』と
マスコミにではなくて、家族や政府や周りの人に言うこと、かなあ。
でも、普通負けますね」。

お友達Mさんからのメール。

> 世のため人のために活動しようと思い、
> また実際していること自体、私はひたすら感心、尊敬って感じですが、
> その活動が役立ってたかどうか!そうかああああ。

私の返信。

「『役立っていたのか見極めたい』って
役立っていたなら助けてやってもいい、みたいで非常に傲慢よね。

(略)

実はボランティアをやっている人にも「正しいことをしているのだ!」という傲慢といやらしさというのはありがちで、Aさんはそこに反発があるのかもしれない。

しかし反発を感じるのは何故か自覚しているのか?と思います。
政府の責任回避作戦に乗って、自己責任を問う恥ずかしさ。
問われているのは私たちなのに。

(略)

人のことをいっておいて、私も冷酷人間!ゾゾー。
人間には直視に耐えない汚いところもあるものだけど、それを露にする戦争って本当に醜悪です」。

 5:30に寝て、14:30に起きる。

 電脳キツネ目組のヤマケンさんこと山本兼一さんが「松本清張賞」受賞。すごい!
関西突破塾の2次会ではよくアドバイスをもらったり、自身の作品について話してくれたり。
昨年10月には『真理さんへ』を巡る私と名原さんの喧嘩を心配して、BBSに書き込みをしてくれた、優しい人。
嬉しい、誇らしい気分。私も頑張ろうっと。

 フジテレビ『NONFIX!』は、『FLAMENCO 曽根崎心中』が、フラメンコの本場ヘレスのフェスティバルで上演されるまでのドキュメンタリー。

舞台も素晴らしいが、演出・振付・主演の鍵田真由美・佐藤浩希と、阿木燿子・宇崎竜童の2組の夫婦がいい。結婚願望はないが、こういうパートナー関係は憧れる。

 日記、メールやらで8:00。
2004年04月22日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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