世話焼き娘,追い込み?,『竹ちゃん』

 世話焼き婆の母は見合い案件をいくつも抱えて「あんたの知り合いで、誰かいない?」と迫る。
私も何故か見知らぬお嬢様の見合い写真をケータイに取り込んで
「この人どう?結婚しない?」などと母のボランティアに協力している。

母は人のことだけではなく自身の出会いにも積極的。
私は、伴侶を無くした親世代の合コン企画を「いつよ」とせっつかれて大変。
とりあえず、第1弾イベントが決定。
東京スカパラダイスオーケストラのコンサートで70歳の母がお見合いって素敵だ。
羨ましくもある。
「でも、ウルサイ音楽かもよ?」と心配する私に
「私は何でも聴くのよ。この間だってストーン、行ったし。面白かった」って、
ローリング・ストーンズ見たんだ。知らなかった。

 ジャーナリズム講座の事務局から電話。
「受講料払ってないでしょ」
「えー、ううう」
「未納にしておくから、払ってよ」
「考えます」
「分割でもいいから」
「はあー」
「君が例の企画を進めないから。あの本が出てればお金になっていたのに」
「それはまず企画書を見せてくれるって話だったじゃないですか」
「そんなの…(どうたらこうたら)…ま、ということで」

ジャーナリズム講座本、野球本、戦後史本…。提案された企画を進めて、頓挫したこと数回。もう繰り返したくない。

しかしこの程度の「金払え」でもいやーな気分。ケチでセコイ女だ。
もっと大胆に鷹揚に「ジャーナリズム講座本のテープ起こしのギャラが未払いなんで、相殺ということにしても結構です」と言うべきだったかしら。反省。

 昨夏まで働いていた豊洲の会社の面々と神楽坂の居酒屋『竹ちゃん』。
8人いて近々辞める1人を除くと現役は一人。
私も今月初めは神楽坂で働いていたが、他にも2人が神楽坂で働いている。
『竹ちゃん』は2人の御用達の店らしく、生ビールが280円、土曜日は100円。
焼酎『さつま白波』一升瓶を皆でガンガン飲む。
2本目をどのぐらい飲んだのだろうか?まだ地下鉄のある時間に、先に帰る。
2004年03月16日(火)

抱茎亭日乗 / エムサク

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