柳美里裁判,ジャーナリズム講座本編集後記

 柳美里の『石に泳ぐ魚』の裁判で出版差し止めの判決。
モデルとなった女性は公的立場に無い、ということと
「公表で回復困難な損害を受ける恐れがある」ことがポイントだが、
実際に損害が生じたわけではない。
というか「人間としての尊厳が踏みにじられた」と感じた心の損害。
モデルの柳美里の友人は判決に希望と勇気を与えられたとのこと。

最近も、決裂してしまった友達のことはよく考える。
「日記に一切書かないで」「書くなら友達でいられない」と言う人たち。
彼女達も「不快だから」と心の損害を訴えた。

私はその人の世界で、彼女の作ったルールに従って一緒に遊ぶ気にはなれない。
でも今回の判決をどんなふうに見ているか聞いてみたい気はする。

 深夜から取り掛かったジャーナリズム講座本の編集後記、6時前にやっと終える。
いい感じ。
2002年09月25日(水)

抱茎亭日乗 / エムサク

My追加