301号室,バー『SPIGA』

 大学ゼミ仲間のSとFちゃんと先輩Oさんが言い出しっぺの「デリシャス倶楽部」、
略して「デリクラ」。第一回は原宿の「301号室」。「隠れ家的ダイニングバー」とか
「原宿の喧騒とは無縁の、大人のための秘密部屋」とか聞いていたが、なるほど。

大学時代の思い出の品を持ってくる、というルールはすっかり忘れていた。
Oさんは三田祭ゼミ発表のパンフレットやドイツ語テスト用紙(67点)や
コム・デ・ギャルソンのモデル写真ほかいろいろ。
なんで大学時代の試験問題を一人暮らしに持って行くんだろう?「編集者気質」との事だが。
Sは大学1年の時に載った「JJ」。爽やか君だ。
須佐美君はマートンの墓石本(ぶ厚くて重くて堅い)。

大学時代あまり話したことが無かったOさんは、お洒落で面白い人だったのね。
25歳の恋人とのプリクラ写真を見ても、今の方がずっとかっこいいと思う。

 Oさんが連れて行ってくれた2軒目のバー、名前忘れた。(『SPIGA』。2004年10月14日訂正)
これまた黒いでかいソファに大きなフラワーアレンジメントに、
まあるい大きな氷の、大人のバー。

酔っ払ったSを妻が車で迎えに来る。仲良くていい。

タクシーで帰る。工事で混んでいる。失業中なのに贅沢な夜だった。
2002年06月28日(金)

抱茎亭日乗 / エムサク

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