植木鉢引越,(た)ちゃん切れたか?,「みすゞ」,土風炉

マンションの修繕工事でベランダの植木をどけなくてはいけないが、
室内には置けないのでどうしましょう?と大家さんに相談したら
大家さんの部屋で預かってくれるとの事。
「汚いですよ」
「いいわよ」
と鉢を見ないで言ったことを、大家さんは後悔しているかもしれない。

大きなプランター3つをエレベーターで運ぶ。
「何?」
「よくわからないんです」
前の家で生ゴミを堆肥にしていて、自然に大きくなったもの。一つは多分柿の木。

残りの鉢4つは室内に置く。どれも枯れる寸前、という感じ。
このまま日に当たらなければたぶん全滅だろう。可哀想。

(た)ちゃんが10月20日のパーティーで会った私の友人に誘われて困っていると電話が来た。
「真理ちゃんならどうする?」
「私なら行くけど、嫌なら断ればいいじゃない」
「機会があったらうまく言ってくれない?」
「言わない。言えない、言いたくない、言うべきではないと思うから。自分で言ったら」
「わかった、もういい。そこまで労力使いたくない。じゃあね」

何で私の労力使わせるんだ?
(た)ちゃんにとっては非常識な誘い方だったらしいが、私はその人らしいと思った。
私は失礼だと思わないし、私が言ったところで彼のキャラクターは変わらない。
私は(た)ちゃんと友達、彼とも友達。彼と(た)ちゃんが仲良くなろうが、
うまくいかなかろうが私はどうでもいい。冷たすぎるか?

母と映画「みすゞ」。新文芸座はレディースデイ割引をやっていないが、定価1,300円。
母はシニア料金1,000円。私も早く60歳になりたい。
観客ガラガラ。地味な映画だからか?最近元気ない母には良くない映画だった。
詩人てあんなに無口か?

母と土風炉。手紙に書いた内容を説明する。
「合資会社を作りたいので出資して下さい」
「会社にするとどうなるわけ?」
(縷縷説明)
「今元気ないから、難しいことはわからないな。頭に入ってこない」
私としては早い方がいいのだが、来年まで待たなければならないかも。

ネットで「美味追求サークル」に応募した、と母に話したら
「やめなさい、最近そういうので事件が多いじゃないの」と言われる。
そういうのには巻き込まれない、というのは根拠のない自信。

飲んだ後にコンビニに寄らない、という決意は脆くも崩れ
「やわらかかぼちゃパイ」と「焼いも」を食べながら帰る。
暫く記憶が途絶え、気が付くと激しい頭痛。
風呂に入らず布団に入っても足が冷えて寒くてなかなか眠れない。
2001年11月14日(水)

抱茎亭日乗 / エムサク

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