本探し,おまた,Tちゃんと激論

上池袋図書館は公園の中にあった。探している本を注文。

エポック10(男女平等推進センター)は図書貸出があるが図書カードがない。
尋ねても要領を得ない。スタッフが戻ってくると「今カードを整理しています」
「いつ出来るの?」「さあ、今やってるところですので」。

久しぶりにおまた。池袋西口から10分ぐらいだから家から30分ぐらいかかる。
日本酒も新しいものがいろいろあって、松坂牛と柿ステーキ、とこぶし酒蒸など美味しい。

地方の仕事が多いIさんがいた。会社を辞めたらしい。
「ちゅらさんの舞台の小浜島に移住しようかと思って。家賃5千円だって」
「私も行く!」は冗談だが、5千円かぁ。

Tちゃんからメール。女友達に彼女のHPを見せても無反応なのは忙しいから?と聞くので
実は興味がない、感想を言えない、言いたくないということも考えられる、と返事。
「失礼だ」「思いやりがない」と怒る。「多分妬いているんだよ」とも。
「嫉妬ならなおさら感想なんて言えないよ。嫉妬されるぐらいの作品ならいいじゃない」

「作品に興味がないのに『見せて』というのも思いやりだし、
そう思ってないのに『良かったよ』と嘘をつくのも思いやりだし、
『好きじゃなかった』『ここはこうした方がいい』と正直に言うのも思いやり。
そんなものを期待するのは間違ってるよ。
私は、思いやりなんて捨ててしまえ!と思うね。実際捨てきれないんだけど。
思いやりというのは実は自己防衛なの。
自分が傷つくのが怖いから思いやりで武装してるだけ。くだらない。
本当に「良い作品」は思いやりなんかで守らなくても
作品そのものにパワーがあるはずです。って胸を張って言える作品を私は作りたい。
厳しいねもの作りの道は」と返信。
Tちゃんの寂しさはよくわかる。だけど無反応も一つの反応として受け止めるしかない。
そうすると思いがけない反応があることへの感激も増す。

中島義道の「僕は偏食人間」を読む。大好き。
この人を読んで「思いやりなんてくそ食らえ」と確信するようになった。
しかし中島義道がさんざん苦労して50歳になって漸く到達した境地に、
哲学も持たず20代後半で近づいてしまい、この先すごーく嫌な女になりそう。不安だ。
2001年10月09日(火)

抱茎亭日乗 / エムサク

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