３月になってから、マンション探しをしている。

最初にネットで
『中央線沿線（都下）バス１０分で１０００万円台・２DK！！』
みたいなのを見つけ、まさかと思いつつ電話してしまったのが運のつき（笑）

バスを使うから安いんだろか？
古いのにオール電化と書いてあるからそのせいか？（←これはある意味当たってた）

写真で見る分には部屋もきれいそう。首を傾げつつ担当者と現地に向かった。

結果。。。撮った人、上手ね♪　加工した？


まー、ボロっボロ！！！
各部屋のベランダに置かれたデッカい給湯タンクからは、上下の壁に茶色いサビの跡。
リフォーム前とは言え、壁紙も傷だらけ。

勿論、早々にお断りした。
しかし一度探し始めてしまうとなんとなく後には引けなくなるもんである。

とは言え、私が払えるのは普通の人の３分の１以下の金額。
おまけにローンは組めない。

そんな中、都下・某所にその金額で購入可とは思えない素晴らしい物件を見つけた！！！
売り主がよっぽど気を使う人だったのか、何もここまで綺麗にリフォームしなくても売れるだろうよ、というくらい綺麗！

嬉しくて即決するつもりだったんだけど・・・
念のため、夜７時頃再度現地を訪れて見た。

暗い。。。夜道が暗い〜〜〜！！！
まだ夜７時なのに。

東京にこんな場所あんの！？
付近にある大きい公団？は何故か１部屋も電気が点いてない。
近くまで造られたやたら幅の広い道路は、用地買収できないのか途中で止まってる。
まるでウクライナのキエフじゃ！！！
うぉ〜ん、うぉ〜んと、アポカリティックサウンドが聞こえてきそう。

カーブした線路沿いにはほとんど街灯が無い。
千と千尋の神隠しのようにゴトンゴトンと電車が走り去る。

踏切の向こうから女性のこぐ自転車。
ギュンギュンと音を立て、三角形のライトの形がすれ違って行く。

怖い〜〜〜、すんごく怖い〜（涙）
駅から物件までわずか１２分だったのに。


確認作業を終えて自分のアパートまで帰り着き、電気を点けて思わず号泣してしまったー！

なにも泣く事はないんだけど…
なんだか、デッカくて綺麗な棺桶を買おうとしているような気がしたのだ。

人生の決算セールというか。。。
自分で死に場所を買って、そこで死んで行くのかなあ。。。

普通なら家を買ったら嬉しくなりそうなのに。
私、ちっとも嬉しくないや。