イタロ日記

2009年06月23日(火) 北鎌倉プチ散歩

梅雨の晴れ間をねらって急遽、鎌倉まで行ってきた。

時間がないので北鎌倉だけ。お寺3つと、けんちん汁が目的。

「たびちょこ」ってガイドブックを買ったんだが、文庫本サイズなのにお寺の境内案内図までついて便利。
国内旅行だと文庫本サイズのガイドがいろいろ出てる。
このサイズいいよ〜。パリとかローマもこれで出せばいいのに。

昼近くに家を出て、おまけに電車まちがえて藤沢まで行っちゃったので、何はともあれけんちん汁!!

行ったのは「鎌倉五山」というお店。
ここ、ぐぐったらかなり評判が悪い。
なかでも蕎麦は「水くらいちゃんと切れ」「まず過ぎてウチの奥さんは子供に食べさせてた」等けちょんけちょん。おまけに「たびちょこ」には載ってない。

でも「けんちん汁」がメインのお店って他に見当たらないし。。。
まあハズレでもいいや、入ってみよう。
小さい蕎麦屋みたいな構えの店なんだが、平日なのに行列できてた!!

「あじさいセット」という炊込ご飯&けんちん汁&漬物&おひたしのセット1050円を頼む。
食べてみると…アハハ、なるほどこりゃマズい!!

まあ薄味すぎるんですよ。もとは精進料理みたいなものなのかな?だからしょうがないのかもしれないけど、それでももうちょっとなんとかなるだろうと。
自分の母親の方が美味しいかも、って思ったのは初めて(笑)ごぼうの量増やしたら美味しくなると思うんだが〜
まあこんなのは各家庭の味があるだろうしね。

なにしろ「ド」がつく観光地。いまだ観光地価格にこんな味でやってける店も多いんでしょう…

とにかくお腹はふくれたのでお寺めぐり開始。
駅前に戻って、円覚寺→明月院(あじさい寺)→建長寺と歩く。

円覚寺は…忘れてたが昔来た事あった〜!なんで忘れるかね。
でも広い境内に美しい緑、生き返るような心持ちになる。

日本庭園の計算のされ方ってものすごい。
設計者が「何年後にこうなる」という計算はするだろうけど、それで完成ではなく、空間を見ながら数世代にわたる人々の手に委ねられていく生き物のような庭。

これ見るとフランス庭園って信じられん。
ベルサイユとか大木を直角に剪定したり。小さい植込みじゃないよ、人の何倍もある高さの樹をよ?小さい木は円錐にしてみたりさ〜

あじさい寺は今日一番の混みっぷり!平日でこれじゃ、休日はすごかったろうね。
きれいなんだけど、ほとんどが淡いブルー1色のみ。土壌によって色変わるんだっけ?
なのでしばらく見てると飽きる(笑)

最後に建長寺へ。もうこの頃には汗だく。
東京から日帰りで来れるとは思えないほど、背景の山々の緑が濃い。
ここで一番感動したのが方丈庭園!
方丈って建物(靴を脱いでお堂にあがって拝観)の裏手にまわるといきなり眼前に広がる。
小さい椅子があるので、みんな座ってほっこりくつろいでる。
ああ〜素晴らしいひとときじゃ〜

方丈を出て、半僧坊という石段の上の天狗のお堂へ。
参道を鎌倉学園の男子生徒がゼイゼイいいながら走っとる。
半裸で腹筋してる生徒までいるんだが、お〜い、境内でそれはやめろ(笑)

し、しかし若さってすごいね。こっちは足がガクガクですわ。昔はこの程度の石段でこうはならなかったよな・・・
お堂のさらに上に展望台もあるんだけど、そっちは断念。
それでもお堂前からうっすら由比ケ浜も見えた。

ベンチに寝転んで休憩。あ〜いっつも旅先でこんな風に寝転んでるな。
ポルトガルでもチュニジアでもフランスでも。
こういう時間って本当に大事。よけいな雑念が払われて、気持ちが透明になるような。

それにしてもこの程度のお出かけでこんなに楽しめるなんて。
早く仕事決めて、すっきりした気持ちでまた遊びにきたいな〜(涙)


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