さらりとした日記...瑠璃

 

 

紫の履歴書 - 2006年06月04日(日)

先日本屋に行ったら、前々から欲しいと思っていた
「紫の履歴書」が1冊だけ売ってました。
これは、買わねば!と思い買ったその日に一気に読み終わりました。
美輪明宏さんの自叙伝です。

芸能界の浮き沈み、美しく生まれてきたことの苦労。
戦争の悲しい傷跡。
どれもこれも、自分が経験したことのない苦痛だけれども
悲しくて悔しくて、涙が止まりませんでした。

恋愛事情というか苦労と素敵な思いでの件でも
情景がリアルに浮かぶ文章でここでも涙です。
男女間の恋愛でも障害あるのに同性となってくると
やはり、世間体や親の思いもあり悲しい嘘をついて別れたり、
どれだけの苦渋を味わったのかと思うと辛すぎます。
確かに、同性の恋愛は子供ができない、生産性のないものです。
でも、人が人を求め寄り添うことは罪ではないのです。
少子化問題と逆行しますが、もっと人間の精神性というか
心の幸せを重視した法律や、価値観があってもいいものなのにと思いました。
最近子供を作らないと決めている夫婦もいてそれは許されるのに、
個人の自由で片付けられているのに...。
おかしいですよね?

私個人が同性を恋愛対象として見れるか?となってくると
無理ですけど、自分という個性が許されるのなら、色んな個性を
受け入れ理解しないといけませんよね。
人に迷惑かけないことなら、そんな目くじらたてたり
色眼鏡みる必要ってどこにあるの?と思いました。

美輪明宏さんは前から大好きで、あの包容力と知性と美意識
は並大抵の経験では得られないのだな〜とつくづく思いました。
様々な経験からでる言葉だから嘘がなく、辛い思いもたくさんしているから
優しいし、知識がたくさんあるから威張らない、いずれ自分もなれたら
いいなぁ、と思う理想の人です。(ヘタレな私には難しいけど)








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