セルフライナーノーツ。

2001年08月07日(火) 恥。


髪を切って10日。ようやく馴染んで来た。ふー。
翌朝なんて危うく、"ち、ちび○るこ?!"って焦ったもんな。。。汗
自分的には”なっちのちょっと短いカンジー?v(髪型が)”のつもりだったのだが、会社の男性群には"鈴木あみっぽくなった(あくまでも髪型が(笑))"という評価を下された。
そうかよ!もう過去のヒトかよ!(;>ω<)/
。。。いや、別に何でもいーんだけどさ、己のトシ考えれば。
恥を知れ、恥を!(笑)


そう言えば(一部の)世間様ではそろそろ夏の一大イベントの時期だ。
少しでも過ごしやすい天候であるようお祈りしておこう。。。サークル参加の方にも、一般参加の方にも。
(思えば晴海も幕張も有明も、一般では一度も行ったことなかったなぁ。。。)
いくらなんでも、もうオフの入稿は大半が終わってるだろうし!(笑)


本の後書きとかフリートークとか読むとよく、”最短日数!"とか"3日で仕上げた”とか”1晩で○○ページ!”とか誇らしげに書いてあるのを見かけるが。
今考えると、アレってだよな。(ええ、自分もきっちりはっきり宣言してました。イタタ。。。(笑))


同人誌を作ってるひとの大半は(絵や小説に関しての)素人さんである。
(今ではプロの方も多いだろうけれど、私個人としては、一般のひとに認知されていない特殊な媒体やジャンルにおいて仕事をしている方は、余りプロとして認識はしていないけど(^-^;)
スキルや才能に劣るその素人が、せめてその欠点カバーに使うことができる道具を持っているとしたら、それは"時間=手間暇"なんだと私は思う。
キャラへの思い入れとか愛情とが情熱とか、そんなもんはスキルあってこそ他人に伝えられるのであって、ヘタレがどんなに腹の底で唸ってみても、伝わる前に手にも取って貰えない。
巧いひとならごまかせるアラも、ベースが下手だと妙に目に付く(←実体験(-_-;))。
仮に、そうやって一晩で作られたにも関わらず、すごくハイレベルな本を読んだとしても       ああ、これでもっと時間がかけられてたら、どんなに完璧な話が読めたんだろう!と惜しく思っちゃうな、自分なら。


じゃあ、時間がかかってれば出来のイイ本なのか、っていうと必ずしもイコールじゃないことは私だってわかっている。
何よりインスピレーションに頼る作業だし、昔から、火事場の馬鹿力って諺もあるしね。アドレナリンもα波もコンスタントに出てくれる訳じゃない。
だけど、落書きと紙一重みたいに書き殴った真っ白い漫画とか、プロローグ終わったところでもう時間切れ、始まってもいないのにいきなり”続”って言われちゃうペラ小説とか(笑)、それは。
はっきり言って、出しちゃう方が恥だ。
参加イベントに発売を合わせるっていうのは、はっきり言って発行者側のエゴなのだ。
安くないスペース代払って、交通費かけて上京するイベント。新刊の有無が収支に大いに関係するのはよくわかる(←実感(笑))。だけど、読み手にはそんなの無関係だ。
キャラのBDに合わせるだの、季節ネタだの、無理に発行日を合わせても、それはただその当日限りの恩恵で。在庫を後日のイベントで買うひとや、通販利用者には何の関係もない。だけど、”本は残る”のだ。
無理に発行した穴だらけの本と、諦めて次のイベントへと発行延ばして、ゆっくり仕上げた本と。
半年後に読んだ時、捨てたくなるのはどっちだろう。捨てられるのはどっちだろう。
自分で見切りをつけるのも、”経営者”には必要なファクターだ。
そして、これがちゃんと出来るひとを、私は本当に尊敬してる。だって、自分の作品を愛してるから出来ることでしょ?
イベント落とすのなんて、ちっとも恥じゃない。


自分が本を出してる頃にこういうことを書くと、発行遅れの言い訳に取られかねない(いや、実際それもあったんだけど(笑))から今までお腹であっためてた(;^_^A
ちょうどいい機会なので、ひとこと。自分への戒めもこめて。


運悪く落としてしまった方、こういう考えのヤツもいるんだよ、ってことで。心慰めてやってください(笑)
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