セルフライナーノーツ。

2001年03月05日(月) 初・ナナハラ論(歪)。


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giftコーナーに頂きCGをUP。『エロティック七川!』ぐふ〜v(それにしても、お気に入りサイトさんのキリ番を、これだけ確保する自分って。。。汗)
作者のくりすサマ曰わく、"映画版川田と小説版七原"だそうだが。それは確かに、頷ける。(笑)


 私は映画→原作組だったので、小説を読んだ時には正直その七原像にはかなり違和感を覚えた。そして、どっちが自分的にしっくり来たか、といえばやはり原作の七原の方だった。
 映画の藤原七原がどうだ、と言っているわけではない。そもそも、原作と映画では作られたキャラが全然違うし、あの年代であれだけエモーショナルな演技の出来る俳優は彼をおいて殆どいなかっただろう。雰囲気や間、感覚だけで押し流す演技がもてはやされる今、深作監督は実にいい人選をしたと思う。……でも。
 正直言って、映画では"ヒロインが二人"というイメージが拭えなかった(笑)。 何も出来ない主人公を描こうとしたのはわかる、実際にヒーローになるのは容易いことじゃないし、仮に一度修羅場を潜って来たとしたって誰もが川田のように腹を括れる訳でもない。でもそれを伝えるだけなら、典子でも十分に果たせる役目だったように思う。


 小説を読む限りでは、自分の中で七原は純なだけでなくも少しとっぽい兄ちゃんだった。(クラス(というか、学年?)の中でも三村辺りに近い位置にいたのだろうし、自分でもそうありたいと思っているフシが見え見えだし。(笑))
 根は真っ直ぐだがそれなりにズルいところもいい加減なところも情けないところもあり、それなりに口も巧く頭も切れ、気分屋で女のコにも優しくて、(陰では)人気がある。どの分野においてもそこそこ上位にはいるがけしてトップでなく、自分でもその辺を認識しつつ、でもそのぬるま湯感も別に悪くないかと思っていたりする、そんなタイプ。
 いわゆる主人公キャラには殆ど惚れない(笑)自分だが、七原が比較的(?)好きなのは、彼がそうした揺らぎやすい、グレーゾーンにいるキャラクターだからかも知れない。ある意味すごく、日本的な。
 ラストシーン、典子と駆け出す彼の背に、希望と不安とを同時に感じたのは私だけじゃないと思う。
ほんとに、こいつ大丈夫なんか…、と。(笑)
 でもそう思わせるところが、七原の魅力でもあると私は思う。人間、そう簡単に悟りなんか開けないだろうし。(じゃあ川田はどうなんだ、って話だが……あのひとはほら、"馬小屋で生まれたのかも知れないよ?"だから。(^-^;)
 川田盲愛の自分だけど、もし現実にいるとしたら惚れるのはきっと、川田より七原の方になんだろうな……なんて苦笑してみたりもする、今日この頃なのだった。(笑)


つーか、カイシャで打ってるので支離滅裂ですわこの日記。とほ。(汗)
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