11月18日より、平成16年第四回定例会が始まりました。本日と明日の2日間は、議員が区長、所管に対して区政一般について質問する本会議です。
新潟県中越地震の後と言うことで、各議員とも震災対策の質問が多く、内容も、災害時の組織、実際に作業・対応する方のこと、訓練、新潟への対応、避難所運営、など多岐に渡り、議会の関心の高さが伺えます。
私もこれまで、防災、特に震災対策へは力を入れ、一般質問や個別に提案などを行ってきました。 今回の地震でも明らかなように、その瞬間は自分の近くにいる人しか頼りになりません。通信手段は断たれ、たとえ連絡できたとしても、交通手段が使えず、身近な人でなければ役に立たないのです。阪神でも今回でも、壊れた家から引き出してくれたのは近所の人であり、それには、日頃の備えと近隣交流が何よりも大切だと思います。
阪神大震災では、寝ている間に家具が倒れ、けがや亡くなった方が多数いらっしゃいました。 防災のイベントを主催した際、当時の東京消防庁の航空隊の方にご講演を戴きました。東京消防庁で一番早く現地にヘリコプターで駆けつけた方です。その方のお話で言葉で印象深いのは、「寝ている頭にかかるように家具を置くな」、でした。頭側に家具があれば一瞬で命を奪われます。足の方ならば、怪我はしても命は助かります。転倒防止危惧と併せて、今晩から是非、寝る場所を考えてみて下さい。
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